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隋唐帝国 (講談社学術文庫)
 
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隋唐帝国 (講談社学術文庫) [文庫]

布目 潮風 , 栗原 益男
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

秦漢帝国の滅亡後、約380年の分裂時代に終わりを告げた隋の統一。その後に続く唐は高句麗を滅ぼし、西はイスラム帝国と衝突するまで版図を拡大した。律令制が確立される一方、女帝専権で悪名高い則天武后は科挙によって人材を吸収し、李白や杜甫が活躍する文学盛行をもたらす。華やかな唐文化の開花、玄宗と楊貴妃の悲恋を生んだ安禄山の乱など波乱に満ちた隋唐300年間の実像を精緻に論述。

内容(「BOOK」データベースより)

秦漢帝国の滅亡後、約三百八十年の分裂時代に終わりを告げた隋の統一。その後に続く唐は高句麗を滅ぼし、西はイスラム帝国と衝突するまで版図を拡大した。律令制が確立される一方、女帝専権で悪名高い則天武后は科挙によって人材を吸収し、李白や杜甫が活躍する文字盛行をもたらす。華やかな唐文化の開花、玄宗と楊貴妃の悲恋を生んだ安禄山の乱など波乱に満ちた隋唐三百年間の実像を精緻に論述。

登録情報

  • 文庫: 502ページ
  • 出版社: 講談社 (1997/10/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061593005
  • ISBN-13: 978-4061593008
  • 発売日: 1997/10/9
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 本書は、タイトルのとおり、隋による天下統一から大唐帝国の崩壊に至るまでの歴史を論じるものです。但し、単なる個別王朝の栄枯盛衰としてその過程を描くのではなく、中国史全体の流れを前提として、国家による人民支配の貫徹度合いや、中央権力と在地権力の関係の推移などに注目しつつ、この時代の政治的・社会的特徴や歴史的な意義を解き明かそうとするものです。
 特に、両税法への移行、府兵制の崩壊、藩鎮の登場などには具体的な分析が加えられており、当時の政治的・社会的条件の下、律令的中央集権の夢があえなく挫折していく様がビビッドに描かれています。
 また、安史の乱や黄巣の乱等についても、単なる史実の紹介だけではなく、その社会的な背景・性格、意義付けなどが論じられており、知的興味を刺激されました。
 他方、隋唐朝の体外関係については、然るべき紙幅が割かれてはいるものの、些か事実関係主体の記述になっている観もあり、戦略的意義付けの分析などにもう少し踏み込んでもよかったのではないかと思います。

 本書は「誰が、何時、何をした」ということを素直に論じる本ではありません。東洋史に馴染みの薄い方には些か骨が折れることと思います。他方、中国の歴史に大きな興味を抱き、単なる「物知り」の域に飽き足らない向きには、恰好の手引きになるかも知れません。良い本だと思います。

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By 簿記受験生 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
以前講談社で出版されていた『中国の歴史』全10巻を学術文庫で文庫復刻しているものの一冊。言うまでもなく、日本も遣随使、遣唐使を派遣し、関係の深い隋唐世界帝国をその没落までを扱っている。

隋の煬帝の没落から大唐帝国の成立、則天武后の政治、玄宗皇帝による初期の善政と後期の安禄山の大乱からはじまる唐のゆるやかな没落、黄巣の大乱による唐王朝の完全な権威失墜、諸国分裂、そして朱全忠の皇帝即位による完全な滅亡まで、その成立から滅亡までを遺漏なく扱っている。

隋唐の歴史は、隋代や唐の成立期、則天武后、玄宗期、安禄山の乱までは非常に面白いのだが、それ以降はなにか興味が薄れてしまう。唐室自体が権威を失いながら、まだかなり長い間存続するのだが、黄巣の乱以外特筆すべき!事件や人物が出てこない。この本でも前半は引き込まれるが、後半は「両税制」とか「中央と藩鎮」といった経済構造や政治・社会構造の専門的な話になってきて(そこが学問的には重要なのだろうけれども)、退屈する記述が増えてくる。

こういう前半の躍動した物語の連続と、後半の難しい専門議論で構成されている復刻本であるが、律令制についても詳しいし、隋唐時代を知りたい方なら、目を通されても損はしない本ではあると思う。

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