小説の形をとってはいますが、非常に示唆に富む1冊です。
就職難、派遣切り。そういったモノに対して、視点を転換すれば、都会という特性の中で、地域密着でWin-Winの生活が満喫できる。
湯浅誠氏等の提唱する、『反貧困』の対極には、実は、豊かな可能性もあるのだ、と気付かされる。この本を読むと、『貧困って
一体、何だろうか?』『この本に描かれているような人たちは、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が、実は高いのでは?』
と首をかしげざるを得ないのです。
私自身、実は隅田川河畔の住人であり、青いシートのお家は多々見かけますが、ソコソコ以上に身ぎれいな方々が安楽に暮しています。
派遣村で、湯浅誠氏が厚生省の会議室を空けさせて、ソコで固い床に毛布一枚でゴロ寝していた方々を、このブルーシート町の
住民は、TVで眺めて紅白を観て、焼き肉とお酒で宴会をやってました。戦争体験のある母親曰く、『戦後しばらくはみんなアレ以下
だったんだから。行き倒れの凍死体なんか駅前に普通に見たし、ソレ避けて女学生は通学してたのよ。』とのこと。
誰にでもお勧めできる生き方ではないかもしれませんが、自分を卑下したり自縛に陥る前に、一読しても決して無価値ではない。
それだけは断言できます。
尚、入門マニュアル化したものが下記です。こちらも非常に興味深いものがあります。
ゼロから始める都市型狩猟採集生活