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5つ星のうち 5.0
動(真田広之)と静(野村萬斎)が凄い!, 2005/7/30
レビュー対象商品: 陰陽師 [DVD] (DVD)
何が凄い、て野村萬斎が凄い。 狂言で鍛えられた美しい所作は立っているだけで人を惹き付ける。 舞を舞っているかのように動く野村萬斎の阿部清明はそれだけで見る者に呪をかけているかのようです。 頭に直接響くような呪文、涼しい表情、舞っているかのような殺陣。 その対極に位置するのが悪役真田広之。 野村萬斎が静とするならば、真田広之演じる道尊はまさしく動。 呪文を唱える時、呪をかける時、戦いの時、その全てが荒々しく感情的で男性的です。 この二人の殺陣はまさしく静と動のぶつかり合いで、目を見張るものがあります。 道尊は全てにおいて荒々しいのですが、そこには品があり、美しい。これが他の俳優ならばこうはいかなかったのではないか、と思います。日舞とJACで鍛えた真田広之が演じたからこそ、野村萬斎に匹敵する美しさが醸し出されたのでしょう。 そして主役の野村萬斎。 特別男前というわけではなく、伊藤英明の方が男前なのは間違いないのですが、とにかく美しいのです。 所作、声、雰囲気、美しさというものはこういったものを全て含めて感じるものなのだと実感してしまいました。 日本を代表する狂言師と日本を代表するJAC出身の俳優の対決は必見です。 他、撮影の裏側が見れてけっこう面白いです。殺陣の練習をする野村萬斎と真田広之がふざけて遊ぶ場面や、ワイヤーアクション用の装置を見上げつつ顔をひきつらせる萬斎、伊藤英明と語り合う萬斎、一人での撮影が多い中孤軍奮闘する真田広之などなど、けっこう面白い付録になっています。
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5つ星のうち 4.0
安倍晴明の魅力満載, 2002/4/18
レビュー対象商品: 陰陽師 [DVD] (DVD)
野村萬斎演ずる「安倍晴明」の圧倒的な存在感が見事でした。昨日や今日和服を着はじめたんじゃないよと明らかにわかる身のこなし。不敵でミステリアスな表情。適役の一言で、ホントに魅了されました。 伊藤英明は素敵な役者だと思うけど、この役に関しては大根です。真田広之はさすが安心して見られるという印象。 ストーリーにはいくつも難はつけられるけれど・・例えば、博雅(伊藤)が死んだ(一瞬ですけど)からといって安倍晴明が大げさに泣くところ。泣くほどの親しい交流は映画の中で描かれていないし、違和感があります。あと、荻原聖人演ずる怨霊となった早良親王と、コイズミ演ずる不死不老の青音の、ラストに近い浄化のシーン。ずいぶん簡単な話で、これなら何もあんな厳重に封印する必要は!!なかったのでは。 ついでにもう一つ。博雅が愛した、あの鬼になった女の人の特殊メイクは、もう少しどうにかならなかったのでしょうか・・・。(でも、鬼が目的の人物を捜しているところはちょっとコワかった) と、いろいろケチはつけたくなるのですが、「闇が闇として残っていた時代、平安京」「怨霊」「呪(しゅ)」などのフレーズには、いちいちワクワクさせられてしまいます。私は夢枕獏の原作を読んだことがなかったので(映画を観たあとで読みました)、「式神」なんて言葉ははじめて聞いて、非常に興味をそそられましたし、陰と陽を鮮やかな手腕でさばいていく、安倍晴明の姿は爽快ですらありました。熱狂的にこの映画にハマッた人の気持ちは痛いほどわかります。ちなみにエンディングロールの舞も見!!事でした。
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5つ星のうち 5.0
『純和風ファンタジー映画』, 2008/2/18
レビュー対象商品: 陰陽師 [DVD] (DVD)
映画を見る前まで、野村萬斎さんは「誰?その人」だった私ですが、この映画ですっかりファンになってしまいました。 陰陽師というのも、実はよく分かりませんでした。(九字は知ってましたが) しかし『陰陽師』が映画化されるということで、原作や漫画が店頭に並ぶようになり、とりあえずは漫画から、と、手に取ったくらいです。 映画そのものはかなりツボでした。(大興奮!) そして今見返してみると、当時は気が付かなかった台詞回しや演出が分かるようになり、改めて「ここはこういう意味があったんだ」と見ています。 一つの映画なのに4つも5つも事件が起こり、かつ、それが一つに繋がるという手法はとても面白いです。 私の一番のお気に入りはクライマックスの清明vs道尊の殺陣ですが、 清明がただ一度だけ泣くシーンも気に入っています。(2にも泣くシーンはなかったので) あの 「お前だけは失いたくないのだ!」 という台詞が、 それまでの清明の人間関係を凝縮し、どのようなものだったのかを連想させてくれるからです。
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