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39 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「ゆこう」「ゆこう」 そういうことになった。,
By
レビュー対象商品: 陰陽師 夜光杯ノ巻 (単行本)
「旨い酒」というものは、何の抵抗もなく、身体に染み入るように「するする」と飲める。しかも悪酔いしない。
「陰陽師シリーズ」は、とびきり「旨い酒」だ。 未読の方に、はっきり申し上げよう。ワンパターンである。 物の怪(もののけ)や怪異の類がでるものの、激しいストーリーは望むべくもない。読んでいる途中で「ははん・・・。もしやすると此れは、ひょっとしてあれでは」と正体(?)が見えてしまうものもある。しかし、それで話のおもしろみが半減するということはない。「旨い酒」とはいつも同じ味であり、そしていつのんでも旨いのだ。 あいかわらずの「清明」と「博雅」の二人が良い。ゆるゆると酒をのみ、花を愛で、楽を奏で、月を見上げ、そして例の「会話」と共に出かけていき、「呪」を解き(或いは掛け)、家に戻り、またゆるゆると酒をのむ。よいではないか。こういう「はなし」があっても。 「陰陽師」という酒、まだまだ旨くなりそうだ。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
安心して読める,
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レビュー対象商品: 陰陽師 夜光杯ノ巻 (単行本)
陰陽師シリーズも刊を重ね、いい意味でも悪い意味でも安定してきた。
魅力的なキャラクター+わかりやすい起承転結+きめ台詞とくれば、 平安時代を舞台とした水戸黄門のようにも思える。 ただ、私がこのシリーズに手を伸ばしてしまうのは、やはりキャラクターに 魅力があるから。初期の作品よりも博雅のキャラクターがどんどん のびやかに、個性的に描かれていて、単なる「ワトソン」の役に 甘んじていないのがとても良い。ファンにはお勧め。 また、シリーズを1作も読んだことがなくても楽しめる。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これが一番好きかも,
By らる - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 陰陽師―夜光杯ノ巻 (文春文庫) (文庫)
陰陽師シリーズは文庫でずっと読んできましたが、これが一番好きかも。
特に最後の『浄蔵恋始末(じょうぞうこいのあれこれ)』はスゴイ感動しました。 徳のある70過ぎのお坊さんの恋話なんですが、これがまた純粋で純粋で……泣ける。 たぶん短編でここまで感動したのはこれが初めてだと思う。それくらい良い話。 最後にこの話をもってきている所にも、物凄く好感が持てた。 他の短編もそれぞれ甲乙つけがたい出来栄えで、魅力的なお話でいっぱいです。 改行が多く、文章も短くさっぱりしていて、あっという間に読み終えてしまうけど、できるだけゆっくりと読んでもらいたい一冊。
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