この単語集の魅力は、学術書、論文を読むのに不可欠な単語が、コンパクトにまとめられている点にある。大学に入って、論文を読み始めると、受験の際に覚えた単語が上手く機能しなくて、かなり苦戦する。本書に示してあるとおり、学術論文と一般英語の間には、語彙の隔たりがあるのだ。無論、TOEFL対策の単語集でも同レベルの語彙が習得可能であろうが、そうした類の単語集と本書の違いは、最初に記したように、コンパクトさにある。とてもじゃないが、TOEFL対策の単語集は、短期にマスターできるものではない。一方本書は、コーパスを活用して、単語を厳選しており、短期間で、かなりの程度マスター可能な構成になっている。大学に入って、初めに手に取る単語集として、私は本書をぜひお勧めしたい。ただ、CDが付いてないのが、非常に惜しい。