財政破綻し再建団体入りを宣言した、数少ない自治体だからこそ、夕張はNEWSになり、国も何とか支援しているし、過去にもそこから財政健全化していった自治体もある。
しかし、殆どの自治体は破綻一歩手前であり、その寿命を少しでも延ばすための合併が進められたが、ここでも合併特例債という名の、今後の維持費を生み続ける箱物建設のための借金で、負の遺産を増やす施策がとられた。
少子高齢化も進み、交通・医療等の不便さもあって、都会ですらニュータウンから都心のマンションへ移り住む住民も多い。
ゆくゆくは、1次産業従事者等どうしてもその地で住まねばならぬ理由のある人以外の多くは、都会へ、東京へと住まざるを得なくなるのではないか?
夕張で残念だったのは、国の都合で炭鉱を閉めさせたのだから、国が面倒を見るべきだとの特殊な被害者意識が筑豊同様あったにせよ、身の丈に不相応の3セク箱物の借金のチェックを行う人が皆無であった点もさることながら、破綻して尚、履行不可能な公約を謳う羽柴市長候補を次点にし、市長の暴走を止める職務を果たさなかった市議6人を再選すると同時に、少なくともチェックの声はあげていた共産党の一人を落選させたことだ。
人は不安に迫られると、ゲッペルス式“嘘も100回つけば本当になる”を実行する“カリスマ”を求めたがり、それが小泉・石原・橋下がやっているように、弱者切捨てが主体の殆ど全員が住み辛くなる政策であっても、自分には関係ないとばかりに多くの支持を集めてしまう。
モンスター○○という威力業務妨害者が増えている現状を見ると、これからも“お任せ・観客民主主義”から、抜け出せるとは思えず、¥1000兆にも及ぶ国・自治体の借金総額を思えば、今後日本全体が、逃げ場のない“夕張”になるのかと気を重くした。