内容紹介
阿部薫の貴重な音源を集めた7枚組BOX SETが限定リリース決定!
彼が薬物に冒される以前の一番良かった時代、1970年~1973年までの、
PSFレコーズよりリリースされた作品および、急遽発掘された未発表音源も収録。
更には阿部薫を撮り続けた、五海ゆうじ氏の秘蔵写真を収めた大変貴重な作品に仕上がっている。
■BOX内容■
DISC 1 :1970.3.15. 新宿ピットイン;ニュージャズホール
阿部薫(as, 尺八) / 千田けいいち(b) / 新田かずのり(as, 尺八)
TRACKS : 1. 1970.3.15-1 / 2. 1970.3.15-2
DISC 2 :1972.1.24. 池袋 Jazz Bed
阿部薫・山崎 弘 DUO
TRACKS : 1. 1971.1.24. DUO 1 / 2. 1971.1.24. DUO 2
DISC 3 :1972.1.21. Pit-Inn Tea Room
阿部薫 SOLO
TRACKS : 1. 1972.1.21 Alto 1 / 2. 1972.1.21 Alto 2 / 3. 1972.1.21 Bcl 1 / 4. 1972.1.21 Alto 3
DISC 4 :1972.4.11. 渋谷プルチネラ
阿部薫 SOLO
TRACKS : 1. 1972.4.11 Alto 1 / 2. 1972.4.11 Alto 2 / 3. 1972.4.11 Alto 3
DISC 5 :1972.7.13. 渋谷プルチネラ
阿部薫 SOLO
TRACKS : 1. 1972.7.13 Alto 1 / 2. 1972.7.13 Alto 2 / 3. 1972.7.13 Alto 3
DISC 6 ;阿部薫 WINTER 1972
DISC 7 :阿部薫 SOLO 1973
アーティストについて
■阿部薫 プロフィール■
1949年5月3日生まれ。
フリー・ジャズのアルトサックスプレイヤー。神奈川県川崎市出身。
1967年18歳 高校を2年で中退。1968年19歳 川崎市南町にあったジャズ・スポット「オレオ」にデビュー。
1970年新宿厚生年金会館小ホールにてコンサート「解体的交感=ジャズ死滅への投射」に出演。
「解体的交感」としてレコード化される。
演奏スタイルはフリー奏法を基盤とした激情型。
ブロバリン98錠を服用して1978年9月9日に中毒死。
弱冠29歳で他界。事故か自殺かは判明していない。
稲葉真弓による伝記風小説を原作にした映画『エンドレス・ワルツ』が町田康主演、
生前に阿部と交際があった若松孝二が監督で制作された。
1973年にモデル・女優のちに小説家となる鈴木いづみと結婚するが、1977年に離婚。
鈴木いずみは1986年2月17日に自宅で首吊り自殺をする。(享年36歳)
孤高の天才サックスプレイヤーと、70年代を代表するアンダーグラウンド女優そして人気女流作家の恋愛。
この二人の関係には実に様々なエピソードがあり、鈴木いづみが阿部薫に足の小指を切り落とされたなどという話やら、
その指を持ち歩いていたとか、日本のシド・アンド・ナンシーなどと呼称されるところもあり、
そのスキャンダラスなエピソードが独り歩きして、音楽的な部分よりも、有名になった感もある。
音楽的には、他のミュージシャンはオーソドックスなジャズからスタートして、
少しずつフリーに近づいていったのだが、阿部の場合は最初からフリー・ジャズからスタートしている。
音は他のアルト奏者のような甘い感じではなく非常にハードである。
地鳴りのようなフリーク・トーンと童謡、歌謡曲、チンドン屋から影響を受けたような
日本的叙情を感じさせるフレーズが特徴。従来のジャズからの影響はほとんど感じられない。
名言も数多く残している。「客はいなくてもいいんだ。こういう音をわかる客はいないんだ。
俺は椅子に向かって吹くんだ。それで、その椅子がふっ飛んでしまうような音を出したい」
「おれは季節を超えるスピード感を持ちたい」「演奏者というのは、楽器を持っている。
そして音を出す。それだけで特権的な存在なんだ。僕は、その特権性を殺したい」
「俺が吹けば、5分で、茶碗も法政の学館の窓も全部割れる」などなど。