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この本には全部で九本の随筆が収録されているのですが、これらの随筆を読むときには自分とゆかりのある土地や、かつて自分で行ったことのある土地を探して、自分の記憶の中にあるその土地の風景と、百先生が描くそれぞれの土地の風景とを照らし合わせて読んでみるのも楽しいかもしれません。
建物や町の様子は変わっていても、ずっとそこを流れている川や、ずっとそこにある山など、そういった自然の姿は百先生の頃も、我々が生きている今もそれほど変わっていないのだということに気付くと思います。
それから蛇足になるかもしれませんが、百先生の列車の旅に同行する「ヒマラヤ山系」という男性、この人がどのような仕事をしている何者であるかは他の百の作品を読んで見るとわかります。
「電車の中でよむと思わずわらってしまうかもしれない」って書いてあったけど、本当に吹き出してしまった・・・
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