被災した時に真っ先に何をしたらいいのか、
その後の復興時にはどう物事が動いていくのかの
おおよその流れが書いてある本。
例えば前もって把握しておくとよいであろう
周辺環境の情報や家族の健康知識は記入式になっており
これを機に調べておいたり、家族の意識を確認したり
しておけるようになっている。
被災した後は、罹災申告のための写真を撮っておくことや
被災者支援の給付制度のことなど、
災害に襲われて茫然自失、何をどうしたらいいのか
わからないときにちょっとした指針やよすがになるものが
手元にあったら心強いと思われる。
ただ、著者が「簡潔にかつコンパクトに収めて防災袋に入るように」
留意したとあり、多方面の知識はいきおい広く浅くなってしまっていて
たとえば防災袋の中に何を入れておけばいいのかとか
サバイバル関係の情報量はほとんどない。
より詳細の情報を得るためのサイトや電話番号が紹介されているものの
実際、被災したその時にアクセスできるのかと思うと心もとない。
「災害時トラブル対処の決定版!」とサブキャッチにあるが
これ一冊あれば網羅できる!というほどの情報量ではなく
2011東日本大震災をふまえて、もっとこなれた書籍が
編まれるのではないかと期待するものではある。