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防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション―クロスロードへの招待
 
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防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション―クロスロードへの招待 [単行本]

矢守 克也 , 網代 剛 , 吉川 肇子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

防災について理解を深め、将来の災害に備えるための共同的な活動のための拠点となる、災害対応ゲーミング「クロスロード」。その理論と実施の手引きを、例をあげながら解説する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

矢守 克也
1988年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。京都大学防災研究所助教授、京都大学大学院情報学研究科助教授

吉川 肇子
1988年京都大学文学研究科博士後期課程単位取得退学。慶應義塾大学商学部助教授

網代 剛
1998年慶応義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。ゲームデザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 175ページ
  • 出版社: ナカニシヤ出版 (2005/01)
  • ISBN-10: 4888489343
  • ISBN-13: 978-4888489348
  • 発売日: 2005/01
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By touten2010 トップ1000レビュアー
形式:単行本
様々なリスク、特に巨大地震のような大災害のリスクを低減していくためには、津波の防波堤や耐震建築などのハード面の対策にしろ、防災マップのようなソフト面の対策にしろ、専門家や役人が一方的に定めて地域住民に適用していくといった方式では有効性に限界がある。阪神・淡路大震災における倒壊家屋からの救助の大半は地域住民や家族の手によるものであることからも解るように、災害等に対処するには、「公助」にだけ頼るのは危険であり、「自助・共助・公助」のバランスが必要である。そのバランスも専門家や行政が一方的に決める訳にはいかない。災害等におけるリスクへの対処には明確で普遍的な「真理」や「正解」というものが無く、「当事者たちが、各地域のローカルな事情や自分たちの価値観を踏まえて、ローカルな「合意」を共同で生成していくp.17」しか方法は無い。

ローカルな「合意」を生成していくには、「専門家からの情報提供(情報開示、「自己開示」に相当)だけでなく、一般の人々もまた情報提供に参加することを通して(「フィードバック」に相当)、社会全体として、リスクについての「開放領域」を拡大しようとする試みp.22」としてのリスクコミュニケーションが必要である。そのために有効なのは「講話」ではなく参加型の「ゲーム」である。

 こうした考えから、阪神・淡路大震災に直面した関係者の膨大なインタビューを踏まえて開発された、「難しい二者択一を迫る参加型ゲーム」である「クロスドードゲーム」が紹介されている。確かに、挙げられている「問」を考え、その後に「その背景になった事実」を読むと「ああそんなことがあったのか」とまるで現場にいるかのように問題が実感できるのである。

ゲームという手法を合意形成において活用することの有効性が実感でき、その手法があらゆる社会形成の場に活用できるのではないか、この閉塞された社会に新たな道を拓くツールとして期待できるのではないかという予感を抱かせる。オススメ。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kenzan
形式:単行本
ゲームとシミュレーションの横断的な作品「クロスロード」を、

単にゲームのルールと結果を記述するだけでなく、

防災における意義を明らかにしながら述べている。

過去の文献も多数参照されており、

ゲーミング・シミュレーションという分野への、

体験からの入門書とも呼べるだろう。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ゲームで学ぶ 2007/9/16
形式:単行本
このゲームは、グループでの合意形成を扱っている点がおもしろい。また、この本ではそのゲームを開発するプロセスを「ゲームデザイナー」という立場からの解説もあり興味深い。
ゲームは明確なルールと目的を定義されていることが前提となる。それが、すぐ参加者に受け入れられるかどうかが重要になる。すぐ飲み込める明快さが必要だ。また、参加者を引きつけるために、おもしろさや、飽きない工夫も必要になる。
学ぶツールとしてゲームを用いたいと思っている人にとっては、とても価値の高い読み物。
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