阪神タイガースの歴代ドラフト1位選手のレポート。
インタビュー記事などは一部で基本的にはその選手の経歴や成績の羅列と
それに対するライターのコメントのみで構成されている。
掲載選手が多いだけに一人一人選手にはあまり深堀りしておらず、
辛口に言えば熱心なファンであれば書ける程度の内容といえる。
しかし、昔からの阪神ファンであれば関西圏の新聞などのオーバーな見出しなどとともに
新人選手の活躍を空想(ほぼ妄想w)するのは、ある種のオフの楽しみ。
ドラフト1位ともなればどの選手も妄想のネタになっており、
それらを振り返るには非常に面白い本だと思う。
「ああ、この選手には期待したな〜・・・今どこいったんだろ?」とか
「はずれ1位で大して期待してなかったけど、突然開花しよな」とか。
阪神ファンなら、思い出にひたりまくれます。
また、当たり前といえば当たり前ですが、ドラフト1位の選手は
全国的な知名度は低い選手であっても、いずれもその素材は抜群だということが再認識できます。
チームに欠かせない主力選手になっているケースも多いですが、
多くの選手が怪我やメンタルの弱さによってその才能を開花できずに引退したり、2軍で過ごしたりしています。
押しも押されぬ球界ナンバーワンストッパーの藤川球児選手は入団時はたいしてスピードもでなかったのですが、
コーチのちょっとしたアドバイスで火の玉ストレートを手に入れ、大活躍しています。
ドラフト1位の選手はいずれも素材・才能は一級品です。
ちょっとしたキッカケ、自信で大きな飛躍になる可能性は皆が持っていると改めて思いました。
スポーツの本としてレベルの高い内容ではないですが、
阪神ファンであればとても楽しめる内容だと思います。