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阪神タイガースの正体
 
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阪神タイガースの正体 [単行本]

井上 章一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

阪神タイガースはいかにして象徴となったか!?気鋭の批評家であり熱烈な阪神ファンでもある著者が、独自の視点から浮かびあがらせた「タイガース伝説」「タイガースファン」の真実!知的興奮あふれる前代未聞の「タイガース論」にして画期的「プロ野球ジャーナリズム論」。

内容(「MARC」データベースより)

批評家であり熱烈な阪神ファンでもある著者が、独自の視点から浮かび上がらせた「タイガース伝説」。知的興奮あふれる「タイガース論」にして、画期的「プロ野球ジャーナリズム論」。

登録情報

  • 単行本: 381ページ
  • 出版社: 太田出版 (2001/03)
  • ISBN-10: 4872335651
  • ISBN-13: 978-4872335651
  • 発売日: 2001/03
  • 商品の寸法: 18.4 x 13.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 733,840位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
 本書は決して淡く儚い妄想によって暗黒時代を凌ぎ切ったトラキチの独白の類ではないし、
球団史を彩る数多のスターたちをめぐるエピソード集でもない。
「どうして、阪神幻想が関西のメディアで、それだけ肥大したのだろう」。そうした筆者の
問題意識に従って、広範な資料をもとに、極めて緻密かつシリアスに阪神なる球団の歴史が
繙かれていく。

 現在なおも続くアマチュア信仰の鬼子として産み落とされた戦前のプロ野球。2リーグ制
導入に際しての阪神による裏切り、読売への追従。1962年、優勝を決めた甲子園に鳴り響く
閑古鳥。阪神名物お家騒動とメディアの因縁。佳曲「六甲おろし」の来た道。村山実曰く、
「スーパー・ヒーロー巨人への助演者」としての阪神はいつしか笑いの種となり、そして
1985年の優勝へ――

 本書は2001年に出版されたテキストを文庫化したもの。ここ数年の潮流を組み入れようと
すれば、かなりニュアンスの変わったものとなろうことは想像に難くない。
 最終章こそかなりタイガースに偏ったものとなってはいるが、そこに至るまでの記述は
戦前からの日本プロ野球史を詳らかに明かした書として秀逸。
 阪神ファンのみならず、野球史に関心を寄せる人々に薦められる一冊。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By N/N
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 タイガースは不思議な球団だ。勝てない時でも人気があり、なおかつファンは皆熱狂的に応援している。なぜか。私にとって一つの謎だった。

 この本はその謎を可能な限り解き明かしてくれた。受動的なタイガース創設の流れ、その後の紆余曲折、裏切りと言われたセ・リーグへの参加、引立て役としての読売とのかかわり、そしてマスコミやお笑いに翻弄されて...

 タイガースは結局、親会社阪神の一貫した「ビジョンのなさ」のために曲がりくねった道を歩まされたのではないだろうか。しかし、ビジョンを押しつけられなかったファンはタイガースを自由にイメージすることが出来る。すなわちタイガースをどうとらえてもよいのだ。弱くてもいい。笑われてもいい。夢でもいいから優勝すればそんなに幸せなことはない。
 
 この点においては、親会社から「史上最強打線」を用意され「優勝を義務づけられた」某チームと明らかに対峙する。タイガースは結果的に親会社ではなくファンの「皆様」が楽しむものなのかもしれない。そう、タイガースは阪神電鉄のものではなく、我々みんなのものなのだ。

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
いままでにまったくない阪神本。 以前から井上章一氏の本は好きで読んでいたが、阪神タイガースがいかにして象徴的意味を持つ球団になったのかというこの本は本当に面白かった。文献の裏付けも豊富だったし、ほかの阪神本はみんな、この幻想を疑わず、その上に作られたものなわけだな、と納得。

うすうす思ってはいたが、中村鋭一の存在がいかに大きいかわかったし、ドカベンの岩鬼のモデルが藤村だったとは! 藤村見てみたかったな。 「あとがき」がけっこう笑えた。

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