登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
優雅で感傷的な阪神タイガース,
By
レビュー対象商品: 阪神タイガースの正体 (ちくま文庫) (文庫)
本書は決して淡く儚い妄想によって暗黒時代を凌ぎ切ったトラキチの独白の類ではないし、球団史を彩る数多のスターたちをめぐるエピソード集でもない。 「どうして、阪神幻想が関西のメディアで、それだけ肥大したのだろう」。そうした筆者の 問題意識に従って、広範な資料をもとに、極めて緻密かつシリアスに阪神なる球団の歴史が 繙かれていく。 現在なおも続くアマチュア信仰の鬼子として産み落とされた戦前のプロ野球。2リーグ制 導入に際しての阪神による裏切り、読売への追従。1962年、優勝を決めた甲子園に鳴り響く 閑古鳥。阪神名物お家騒動とメディアの因縁。佳曲「六甲おろし」の来た道。村山実曰く、 「スーパー・ヒーロー巨人への助演者」としての阪神はいつしか笑いの種となり、そして 1985年の優勝へ―― 本書は2001年に出版されたテキストを文庫化したもの。ここ数年の潮流を組み入れようと すれば、かなりニュアンスの変わったものとなろうことは想像に難くない。 最終章こそかなりタイガースに偏ったものとなってはいるが、そこに至るまでの記述は 戦前からの日本プロ野球史を詳らかに明かした書として秀逸。 阪神ファンのみならず、野球史に関心を寄せる人々に薦められる一冊。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おぼろげだったタイガースが鮮明に見えてきた,
By N/N (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 阪神タイガースの正体 (単行本)
タイガースは不思議な球団だ。勝てない時でも人気があり、なおかつファンは皆熱狂的に応援している。なぜか。私にとって一つの謎だった。この本はその謎を可能な限り解き明かしてくれた。受動的なタイガース創設の流れ、その後の紆余曲折、裏切りと言われたセ・リーグへの参加、引立て役としての読売とのかかわり、そしてマスコミやお笑いに翻弄されて... タイガースは結局、親会社阪神の一貫した「ビジョンのなさ」のために曲がりくねった道を歩まされたのではないだろうか。しかし、ビジョンを押しつけられなかったファンはタイガースを自由にイメージすることが出来る。すなわちタイガースをどうとらえてもよいのだ。弱くてもいい。笑われてもいい。夢でもいいから優勝すればそんなに幸せなことはない。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
目からうろこのプロ野球史,
By カスタマー
レビュー対象商品: 阪神タイガースの正体 (単行本)
いままでにまったくない阪神本。 以前から井上章一氏の本は好きで読んでいたが、阪神タイガースがいかにして象徴的意味を持つ球団になったのかというこの本は本当に面白かった。文献の裏付けも豊富だったし、ほかの阪神本はみんな、この幻想を疑わず、その上に作られたものなわけだな、と納得。うすうす思ってはいたが、中村鋭一の存在がいかに大きいかわかったし、ドカベンの岩鬼のモデルが藤村だったとは! 藤村見てみたかったな。 「あとがき」がけっこう笑えた。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|