本巻のラスト1/4くらいで久々に読むべきグイン・サーガになりました。
ただ、本来書き込むべき場面(グインとガンダルの戦闘シーンは大切でしょうに)は書き込みきれず、どうでもいいんじゃない?という祭りの描写が本巻でも引き続きとっても冗長的。
「やっと話が進んだぁ」ってレベルの低いところで喜んでしまっている自分に気付き、我ながら情けなくなりました。
話が進むなんて当たり前。ストーリーそのものが進行しないなら、飽きさせないレベルで描写の力を見せ付けていただかないと。
クオリティの高い試合の様子を、冗長的に感じさせないくらいの筆力で描写しきって欲しかったなあ。
100巻以上も書いてきて、世界観はある程度構築しきってしまったので安心してるのか、心理描写なり場面描写なりの筆力が落ちてませんか?この世界を産んだのは確かに栗本さんなのですが、世界観の構築だけで満足できる読者は既にいませんよ。
100巻以上購入し続けた読者に対する責任上も、現状の筆力で安心してはいけないのではないかと思うのですが。
このままでは「長いだけ」の尻すぼみ小説と評価されてしまいかねませんよね。