香港アクションスター・ブルース・リャン(梁小龍)との名コンビによる香港映画「帰って来たドラゴン」が日本で公開されると、中華圏ではアクションスターとして既に名を馳せていた倉田保昭は「和製ドラゴン」として日本でも人気スターの座に。その勢いをかって倉田保昭初の完全主演作として作られたTVドラマがこの「闘え!ドラゴン」である。
作曲・菊池俊輔、主唱・子門正人によるテーマ曲は今聴いても熱くなる名曲だが、その曲調といい歌い回しと言い、ノリは完全に仮面ライダー!!実は本編も仮面ライダーをホーフツとさせること夥しい、なにしろ倉田ドラゴンに敵対するは悪の結社「黒い豹」、毎回ひとりずつ送り込まれてくる悪役の名は「赤い虎」やら「紫の蛇」やら「色」+「動物」、英訳すればそのまんまショッカーの怪人として通用しそう。さらに黒豹柄のシャツをきた黒尽くめの手下たちはマスクをとったショッカーの皆さんだ!
正直なところ、子供向けなのか大人向けなのか判然としない作りに加え、回を追うごとにパワーが落ちてくるのが明白で、全26話を続けてみるのはかったるいかも。
しかしそれを補って余りあるのが冒頭に据えられた第1回~第3回の香港~マカオロケ編。この3話は実は連続しており、ブルース・リャン、ヤン・スエを始め、当時の香港アクション映画でお馴染みの面々が次々に登場、香港では一本の映画に編集され、著作権無視で上映されたという逸品。
タイガーバームガーデンやピークなど香港の名所旧跡を舞台に倉田ドラゴンが大活躍、ブルース・リャンも異常にカッコいい!!!放映当時はメンコや5円引きブロマイドが発売されるなど人気を博したのもうなずける。そのブロマイド全種が掲載された付録冊子もマニア心を刺激する。当時の熱い「カラテ」ブームの一端を体感してみたい向きには絶対お勧め!!!