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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
旧宮家の実態,
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レビュー対象商品: 闘う皇族 ある宮家の三代 (角川選書) (単行本)
旧宮家で、昭和天皇の皇后であられた香淳皇后こと良子皇后のご実家久邇宮の三代(朝彦親王、邦彦王、朝融王)を、昭和天皇の皇太子時代、久邇宮良子女王との結婚に際して、女王に色覚障害の因子があることをめぐって起こった婚約取り消し事件、朝融王の婚約取り消し事件、明治維新前後の朝彦親王の活動、などを通して描いています。現天皇の直系宮家とは異なる、世襲親王家という「皇族」の存在は、現在においてはあまり知られておらず、その実態や、政治家や華族とのかかわりなど、大変勉強になりました。
29 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
傍系宮家の浮沈,
By 絆 (横浜市青葉区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 闘う皇族 ある宮家の三代 (角川選書) (単行本)
旧皇族久爾宮家 朝彦・邦彦・朝融3代の生涯を追ったファミリー史。印象希薄な戦前の傍系皇族の中で抜きん出て奇矯なこの宮家3代は、単にスキャンダル記としても十分面白い。しかし、著者は史家としてのスタンスを外すことなく、時代の大局をふまえ、厳密に資料のもとづいてこの宮家の史実を追う。 この姿勢により、宮家の話を越え、近代日本の生みの苦しみをも描きす。 近代化途上国家日本の舵をとる政府中枢にとって、天皇制の脇役・傍系皇族は必要不可欠な機関ではあるものの、いかにも取り扱いにくい集団だったことがよくわかる。 非主流宮家は、天皇のスペア系としての役割を500年にもわたり連綿と続けてきた末、敗戦をもって消滅し、ほとんど忘れ去られた。近時、(過度の?)民主化とスリム化の挙句、現皇室が絶滅の危機に瀕するに及び、このやっかいもの復活の議論が出てきているのは、何とも皮肉だ。
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