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闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)
 
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闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書) [新書]

渡辺 公三
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

レヴィ=ストロースの壮大な思想は、図式的な理解を拒むが、「闘う知識人」としての姿を追うことでこの難題に挑む。100年におよぶ生涯で、彼は何と闘ってきたのか。第一人者による最良の入門書。

内容(「BOOK」データベースより)

レヴィ=ストロースの壮大な思想は、安易で図式的な理解を拒むが、彼独特の「世界との接し方」を見ることで、構造主義と呼ばれる「ものの見方」にまで通底する、思想家の仕事の核心に肉薄する意欲作。百年を超える生涯を通じて、彼は何と闘ってきたのか。現代世界に生きることのモラル、もうひとつの豊かさの思考。

登録情報

  • 新書: 288ページ
  • 出版社: 平凡社 (2009/11/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4582854982
  • ISBN-13: 978-4582854985
  • 発売日: 2009/11/14
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By けいちゃん☆ VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 追悼、レヴィ=ストロース。

 レヴィ=ストロースの没後すぐに出た本書ですが、出版の時期が重なったのは偶然のようです。
 帯には「入門書」と書かれていますが、上記のような理由から、本来はまったく入門書ではないものを出版社が勝手に「入門書」と煽っただけのよう。
 内容は、重厚。入門書どころか、中上級者向け。

 『悲しき熱帯』から『野生の思考』、『神話論理』に至るレヴィ=ストロースの思考の変遷の背景がとてもよくわかります。
 そして、彼の軸にあった「闘う」ということ。学生活動家として。文化人類学者として。偏狭な「文明社会」との闘い。「人間」を守るための闘い。

 最近はビジネスの場でも、例えばマーケティングでは参与観察の手法が採られたり、コンサルティングでは構造主義的分析がなされていることが多いです。

 文化人類学者だけではなく、知的欲求を満たしたいすべての人におすすめの一冊です。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
フロイトの新書を読んだすぐ後にレヴィ=ストロースが亡くなりこの本を読んだのですが彼の考えている事が少しわかったような気がします。1920年代の「社会運動家」の時期から説き起こすことで世の中の全容を相手にする中での彼のモチベーションとそこから築きあげられた彼の思想の位置が浮き上がってきました。すでにかなりの時間の実践段階を経ていた、科学的に「人間」の全容を解き明かそうとするマルクス主義。逆に個の意識を「我・欲」といった無意識に覆われたものから理解しようとするフロイトの精神分析。だがその両者では捉えられない、個・類といったものでは理解できない、コミ入ケーションをすでに組み込んだ人の関係の在り方。後半はかなり難しかったのですが苦労して読んだだけの読み甲斐は有る本でした。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 欲張りな本だ。レヴィ=ストロースという稀代の人類学者の思想と、100年を超えるたんに長いだけではない重厚な人生を、新書という小品で扱おうとするのだから。それだけではない。文献・著作リストも充実と呼ぶのは端的に誤りでしかないほどに充溢しているのだから。第一人者が書くと入門書もかくあれるものか、の好例――というかおそらく入門書の矩を超えている。
 このような欲張りな本だから、その向こうをはって、ぜひ「食い意地のはった」みなさんに本書をオススメしたい。周知のように、強欲はふるくは「七つの大罪」にも数えられる悪徳だ。こと知的な面でのそれはけれども、きっと神も嘉するはずである。
 そんな祝福される者でもある〈あなた〉が、以下のような本書の問いとねらい――しかしこれらはその一部でしかない――のひとつにでも共振したならば、本書はすぐにでも手にとられるべきだろう。

・野性の生きものとの接し方に看取されるレヴィ=ストロースの「世界との接し方」と、構造主義と呼ばれる「ものの見方」とのあいだに存在する関係とは何か。
・「構造」の探求が、レヴィ=ストロースの本質的な資質を他者に受容される「闘い」という一面をもっていたことを確認すること
・政治青年レヴィ=ストロースの生きた時代と、ブラジルにわたってからの修行時代、それらと彼の思想形成はいかなる関係にあったのか
・すでに学者として揺るぎない地歩をえていたレヴィ=ストロースをして安住することなく、チャレンジングな課題でもある神話研究へ向かわしめた動因とはいかなるものであったのか
・「彼らとの出会いの場」を「私によって私の位置」において作出するというレヴィ=ストロースにとっての人類学の企図が、どのような種類の、どれほどの知的な作業を必要とされるものだったのかを計測すること
・「共感に満ちた無理解」を構造主義以前の構造主義の感覚として確認すること
・この人類学者の歴史への関心は存外ひろく深かったことを確認すること
・骨董品の文鎮に秘められたレヴィ=ストロースの人となり…
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