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闇色のソプラノ (文春文庫)
 
 

闇色のソプラノ (文春文庫) [文庫]

北森 鴻
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

その詩に魅せられた者は、不幸になる
夭折した童話詩人の「秋ノ聲」の中の不思議な擬音の正体は? 神無き地・遠誉野で戦慄の殺人事件が幕を開ける。驚愕の長篇本格推理

内容(「BOOK」データベースより)

夭折した童話詩人・樹来たか子の「秋ノ聲」に書かれた「しゃぼろん、しゃぼろん」という不思議な擬音の正体は?たか子の詩に魅せられた女子大生、郷土史家、刑事、末期癌に冒された男、医師、そしてたか子の遺児・静弥が神無き地・遠誉野に集まり、戦慄の事件が幕を開ける。驚愕の長篇本格ミステリー。

登録情報

  • 文庫: 444ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2002/10)
  • ISBN-10: 4167656434
  • ISBN-13: 978-4167656430
  • 発売日: 2002/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 389,940位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 風舞
形式:単行本
「しゃぼろん、しゃぼろん」詩に描かれた擬音は、何の音か。たまたま見かけた詩に惹かれ、卒論のテーマにした童謡詩人。早世した童謡詩人に惹かれる様に、人が、謎が集まってくる。擬音の正体は、童謡詩人の死因は、そして遠誉野市の謎とは。謎が謎を呼ぶ、錯綜したミステリ。

複雑に入り交じった人物と謎。誰が何を知っていて、誰が何を掴んでいるのか。あまりに入り組んだ物語に、気を抜けば筋を見失いそうになる。しかも、物語が面白いため、つい先へ先へとページを繰ってしまう。その分余計に、結末へと向かう道筋はパズルが組み上がっていくように気持ちがよい。
影のあるそれぞれの登場人物。そして背景としての街。背景としての街が、どれ程必要だったのかはやや疑問が残るが…。
微妙な後味は、いくつも重なり合うそこはかとなくハッピーエンドとは呼びがたい結末のせいだろうか。それでも、十分に面白い。

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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bluestar トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 北森氏の作品はあったかくて、おいしくて、そして推理の面白さが魅力です。手の込んだトリックよりも登場人物の魅力とか、文章の味わいなど、ぜんぶひっくるめた面白さがあるのですが。。。
 しかし。

 この作品も、なかなか犯人の目星が付かないし、これらの殺人が、過去の事件とどうかかわっていくか、という面白さがあるのに、読んだあとにすっきりしない。どうしてだろう、面白かったはずなのに、といろいろ考えた結果、結末に救いがないからかなあと思いました。

 私はどうやらハッピーエンドが好きなようです。たくさん人が殺されても、どこかに希望の見える終わり方。ああ面白かった!という気分にはどうもなれなかったな、この作品は。

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By YUHKI
形式:文庫
北森鴻さんの作品は好きです。トリックというよりもプロットの面白い作家さんですよね。
それぞれの作品にそれぞれの主人公というか探偵役が登場しますが、好みでやはりお気に入りというものが出て来てしまいますね。因みに私の一番好きなキャラクターは蓮丈那智先生です。
正直この作品の登場人物は皆、なかなか隠し事が多くて…余り格別な好感を持てませんでした。実世界でもそんなものなのでしょうが、正直心の救いになるような存在がいなかったです。だからでしょうか、話に余り救いがなかった。その為か読後感にスッキリさがありませんでした。ストーリーは結構面白かったですが、ちょっと強引さが感じられました。一番面白かったのは最後の最後での大どんでんでしょうか。それと、唯一の救いがエピローグでの静弥の姿でしょうか。それが唯一の救いというのも余りにも淋しいような気がしますけど…。このまま壊れて行くことが、人間としては一番幸せだと思います。
正直、北森作品としてはいつもの楽しさのようなものはなかったですね。人はやはりどこかで救いを求めているものですから…。
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