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闇市の帝王―王長徳と封印された「戦後」
 
 

闇市の帝王―王長徳と封印された「戦後」 [単行本]

七尾 和晃
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

焼け跡の東京に君臨した異形の男――。その壮絶な生涯をたどる!
終戦直後、莫大な現金と戦勝国民としての特権を武器に、東京の一等地を次々と手中にした若き中国人がいた。
上海をモデルに新橋「国際マーケット」をつくりあげた男は、尋常ならざる行動力で事業を展開し敗戦国の繁華街に君臨する。
男が異郷の地でめざしたものとは何だったのか?
「東京租界の帝王」と呼ばれた男の波瀾万丈の生涯を本人の回想をまじえて描く出色のノンフィクション!

・銀座の空に札びらが舞う
・廃墟に現われた男
・クラブ・マンダリンの宴
・「私が話したら、殺されちゃうよ」
・五島慶太と渋谷の土地
・横井英樹銃撃事件
・黄色合同会館の最期  ほか

内容(「BOOK」データベースより)

終戦直後、莫大な現金と戦勝国民としての特権を武器に、東京の一等地を次々と手中にした若き中国人がいた。上海をモデルに新橋「国際マーケット」をつくりあげた男は、尋常ならざる行動力で事業を展開し、敗戦国の繁華街に君臨する。男が異郷の地でめざしたものは何だったのか?「東京租界の帝王」と呼ばれた男の波瀾万丈の生涯を、本人の回想をまじえて描く出色のノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 草思社 (2007/1/24)
  • ISBN-10: 4794215568
  • ISBN-13: 978-4794215567
  • 発売日: 2007/1/24
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
王長徳という知られていない人物にスポットをあて、取材し、文献を調べ、この本を書いたことには敬意を払うし、若いがしっかりした書き手であるとも感じた。

しかし星はひとつ。

冒頭から「この人物はすさまじいぞ」という思わせぶりな記述が並ぶが、結局どういう人物だったのか私にはわからなかった。
本人からじっくり話をきいたというわりには、まったく全体像を提示できていない。

加えて表現が青臭く、読み進めるのが苦しかった。たとえば「後書き」の記述だが、
「ガラスの内側で特殊な専門用語を操り、一部の人間しかわからない特殊な言い回しで人間と社会を論じることの意味が、ガラスを透かした「外側」の現実を前にしていかに“無力”なものかという“青い苦悩”にまどろみながら、私は…」
恥ずかしくなる。

将来性のある書き手であることは間違いないのだろうが、私はおそらくこの著者の本を読むことはもうないだろう。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
破天荒 2007/1/24
形式:単行本
「恐ろしく前向きな男」本の中のこの表現が、王長徳の人間味をさらに興味あるものにし、引き込まれてしまった。

王長徳と言う人物を私は知らない。闇市という文字に目を引かれこの本を手に取った。

どういうわけか昔から屋台や出店と言うものが好きで、盆・暮れの賑わいには心が躍ってしまう。戦後生まれの私には

闇市と言うものが今ひとつイメージが沸かず、白黒のぼやけた写真を教科書で見たくらいであった。

読み進めるうちに、この人物はいったい何者か、と。

名前の残っている資料や痕跡が少ないのか、ネットで調べてもなかなか出てこない。

しかしながら、作者の事細かな調査や裏づけの様子を読んでいると、事実なのかと驚嘆させられた。

なんと言う豪快な面白い人間像であることか。

堅い内容のはずの本に思わず笑いがこぼれる。

ふと、前に見た崔 洋一の映画「血と骨」を思い出させた。

登場する歴史上の人々は、知っている名前もあれば、聞いたことのない名前も沢山あった。

もっと勉強しておけば、倍は面白く読めたであろうことに少し後悔した。

教養と知識は人生を面白くするとは良く言ったものだ。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ロバート・ホワイティングの「東京アンダーワールド」はとても面白い本でしたが、あれを進駐軍米国人編とするならば、この本は進駐軍 中国人編になります。「東京アンダーワールド」が面白かった人には迷わずお奨めです。

昔の職場の最寄り駅が新橋だったこともあり、この本に出てくる「国際マーケット」跡地のビルの地下や土橋のあたりはよく知っている場所です。こんな過去があったとは知りませんでした。
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