この作家の作品はいつもヒーローがすごい、でも、今回はヒロインが良かったです。
ある日突然、別人になれといわれ、新しい人格になじめないのも納得できるし、その反面、命の危険を感じておびえてしまうところも理解できました。
センスがあってしっかりした女性だけど、誰かに守られるべき立場であり、元SEALのヒーローはまさに彼女を守るのにうってつけの男性。
ヒロインは恋しているのが迷いも駆け引きもなくストレートに出ていて、潔し。
そんな二人を取り巻く街の人々もあたたかい。
サスペンス部分はさらりとしているものの、追われる緊迫感は充分に味わえました。
ヒーローは口下手。他の人とは普通に話しているのに、二人の時は単語をならべているだけの受け答えでつい笑ってしまいます。
いつも「何かしゃべって」と言われるくらい無口だけど、自分が彼女を守ると決めた時には、ほれぼれしてしまう程の行動力を発揮。
今回は二人のやりとりも楽しめました。もちろん、熱いシーンも健在です。
長いけどそれを感じさせない、とにかく一気読みです。