内容紹介
1440年10月26日。1人の男が異端の罪で火刑に処せられた。ジル・ド・レー。戦場の英雄でありながら。のちに数知れぬ少年を殺害し、血の快楽に酔いしれた悪魔の男。
そのジルとともに捕らえられた、若い魔術師がいる。彼の獄舎から笑い声が洩れるのを聞いた牢番たちは、魔術師が絶望のあまり狂ってしまったのだと囁きかわした。だが──。
典雅な古典(クラシック)趣味と斬新な幻視(ヴィジョン)とが、いま戦慄の融合をはたす!第5回WH(ホワイトハート)大賞《佳作》受賞作!!
著者について
10月21日生まれ。埼玉県浦和市在住。学習院大学文学部史学科卒。趣味は海外通販、ジグソーパズル、腕時計の収集……と書くと、何やら暗い人間のようだが、実際は人を笑わせることに情熱をそそぐ道化者。