もし、おまえがいなければ。もし、自分がいなければ。
愛するものが重荷となる時、誰もが抱く闇の心。
後悔、憎しみ、慚愧、疑念、そして悲しみ。
闇の心に囚われ、慟哭した果てに見える、小さくほのかな灯り。
かすかな風にさえ消えそうな、でも、心の芯から点るもの。
それこそが、本当の愛情の形なのだと、この本が教えてくれた。
本編は、カンバル国を滅亡に追いやる陰謀を軸に、バルサと養い親ジグロとの過去を炙り出す。
闇の守り人(ヒョウル)の登場するラストシーンで、バルサと共に泣いてしまうかもしれない。
誉めるばかりの本編(含む、守り人シリーズ)唯一の欠点(?)は、登場する食べ物がどれも美味しそうな点。
読むと必ずお腹が空いてしまうので、とても困るのだ(笑)