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闇に眠る骨であるわたし
 
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闇に眠る骨であるわたし [単行本]

菊池 英也
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

骨になっても…、ぼくの声が君に届くまで生き続けると男は思った。血縁という呪縛の中で女は待ち続けた。闇の中、現代人はいかにして光を見出しうるか。数奇な運命に翻弄された大純愛スペクタクル。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

菊池 英也
1958年、栃木県宇都宮市生まれ。青山学院大学文学部卒業。専門新聞編集の傍ら執筆活動を続ける。『マザーズ・ベッド―呼び醒まされる記憶』で第24回新風舎出版賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 190ページ
  • 出版社: パロル舎 (2009/8/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4894190877
  • ISBN-13: 978-4894190870
  • 発売日: 2009/8/1
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.5 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「耽美」と思う。
「骨であるわたし」を「わたし」が語る。
その「わたし」は、自分がここでこのようになってこうしているのだと訴える。
少年趣味の大地主に愛される「わたし」
フニスと恋に落ちる「わたし」
アウラと結ばれながらも研究にうつつを抜かす「わたし」
皇帝とのかかわりの中で理不尽に運命を共にする「わたし」
そして思考する骨となった「わたし」
愛する者たちとの再会を果たし、昇華していく「骨であるわたし」
どの「わたし」も・・・耽美・・・と思う。

美しいだけではないが、
何を描いても、ドロドロとはならないのはこの著者の持ち味。

人間の強さと弱さ、善と悪、
どちらも裏返しであったり仮面であったりする。
それらを左右するのはいつも愛。
しかし人間の弱さこそが時代を動かし、
運命を左右するのだとこの小説を読んで思う。

題名の美しさと、装丁の神秘に導かれて読み始め
端整で無駄のない文章世界に、いつか引き込まれ
そして「骨であるわたし」の昇華とともにこの物語を閉じる。

「わたし」はもう「わたし」について語る必要もないのだ。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:単行本
少年愛、娼婦、骨、血液……著者はこれまでもこうした「テーマ」を
作品に効果的にちりばめてきた。
本書でもそれらは、複雑にからみ合いながらストーリーを紡ぐ。
だが突き詰めればこの物語は、ピュアな恋愛小説だ。

「骨になってまでも愛し続けたい、生き続けたい」――
そう思ったまま、事実「思考する骨」として生き続ける主人公。
そして、かつて20歳のときに成就しなかった恋愛。

ストーリーは淡々としており、
帯の「大純愛スペクタクル」は、やや言い過ぎだと思うが、
「一途な愛」を「思考する骨」という形で表現した作者の意図は伝わってくる。
これまで一貫して「愛の形」をモチーフにしてきた著者らしい作品だ。

小説の内容と見事にシンクロしている装幀も見事だ。
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