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5つ星のうち 5.0
冬の時代に北の闇に挑む西岡氏の孤高の奮戦,
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レビュー対象商品: 闇に挑む!―拉致、飢餓、慰安婦、反日をどう把握するか (徳間文庫―教養シリーズ) (文庫)
朝鮮半島の専門家として初めて拉致問題を論壇に問うたのは西岡力・現東京基督教大学教授である。その彼が97年から98年にわたって拉致・現代韓国の 迷走・慰安婦問題などについてまとめた論集が本書だ。この時期は拉致問題に とって冬の時代だった。アメリカは民主党クリントン政権、政府自民党の首脳は 橋本龍太郎総理・加藤紘一幹事長・野中広務幹事長代理・山崎拓政調会長ら 悪夢のような面々。吉田康彦・埼玉大学教授は「拉致はでっち上げだ」と断言し、 毎日新聞論説委員・重村智計氏や小此木政夫・慶大教授は、北朝鮮への食料 支援を主張し、外務省アジア局長が「拉致疑惑は亡命者の証言以外に証拠が ない」と述べる。そんな時代だったのである。そんな中で専門家として一貫して 「こちらがまず譲歩すれば北朝鮮も態度を変えるという考えこそが幻想なのだ」 と発言し、孤高の闘いを続けてきた筆者。誰が正しかったのか言うまでもない。 半島問題でもっとも信頼できる専門家をひとり上げるなら、私はためらうことなく 西岡氏を選ぶだろう。10年近く前の著作だが、その価値は寸分も落ちていない。
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