社会性と主体性が完全に欠如した男を水槽の中の熱帯魚のように愛でる漫画で、純粋にそれを愉しめば良いのだということは判っているのだけれど、どうしても諸々の設定の矛盾が気になってしまうのが残念。社会性と主体性を持たない男が「できる男」になれる職業って一体なんだ?いや、そういう「現実には存在しない男」を愉しめっていうのは判るんだけれど、それでも例えば、人間関係や恋愛関係に無知で無頓着なはずなのに友人に対して「そういう熊のぬいぐるみみたいなルックスで浮気すんのが一番かわいくねえんだよ」(うろ覚え)というやけに玄人じみた発言をするのって、どうなの?夢見がちで同時に恐ろしく現実的であるはずの乙女の方々は、こういうポイントでいきなり醒めてしまったりしないんだろうか?