ジャニーズ内では異端児として扱われることの多い関ジャニ∞。
しかし彼らのコンサートはもしかしたら、至って「正統派」なのかもしれない。
アイドルの仕事は「広く浅くなんでもこなすこと」を極めることだと思う。
そういった意味で言えば、関ジャニ∞は至って「正統派」なアイドルだ。
もちろん歌を極める歌手や、踊りを極めるダンサーや、演技を極める俳優や、楽器を極めるミュージシャンとは違う。
クオリティの面ではその道のプロには敵わないかもしれない。
ただ関ジャニ∞の手広さ、そして3時間のコンサートをあれだけバラエティに富んだステージに仕上げるエンターテイナー性にプロ意識がないとは思えない。
演歌・歌謡曲・ポップスにロックまで歌いこなし、バンド演奏で5万5000人を盛り上げる7人。すばるの圧倒的な歌唱力はますます磨かれており、充分に聞かせる。ひとつのミュージカルにまで成長した∞レンジャーは彼らの演技力と「笑い」のセンスがあってこそだ。特に錦戸の細かい演技はさすがだった。
大倉・安田・丸山の楽器隊の成長も著しく、横ヒナはもちろん得意のトークで引っ張り、盛り上げに徹した。全員が全員にとってなくてはならない存在だった。
One for all, all for one.グループとしての濃さを感じた。
個人的なオススメは終盤に歌ったCD未発表曲「Do you agree?」だ。この曲は大好きだが、47の「Do you agree?」は特に良い。
ドームを一杯に出来るほど大きくなった彼らが初期の音源化されていない曲を堂々と歌う姿に胸を打たれる。変わらないものの輝きと、変わってゆくことを恐れないエイトの強さ。今まで地道に歩んできた彼らだからこその、圧巻の迫力だった。
アイドルとしての本当の格好良さとはなんだろうか。
にこにこと笑っているだけじゃ済まされない時代になってきている。
本当に「格好良い」アイドルというのは、関ジャニ∞のようなグループを言うのかもしれない。
苦労話はやめにして、そろそろ舞台の中央に立って欲しい。きっと今までのその努力がスポットライトとなって自分たちを照らしてくれるはずだ。