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関ケ原連判状〈上巻〉 (新潮文庫)
 
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関ケ原連判状〈上巻〉 (新潮文庫) [文庫]

安部 龍太郎
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

徳川家康か、それとも石田三成か。時代が天下分け目の戦いに向けて風雲急を告げつつあった頃、そのどちらにも与せず、第三の道を画策する巨人がいた。足利将軍家の血をひく細川幽斎―。徳川の脅威にさらされる加賀前田家と提携した幽斎は、和歌の正統を受け継ぐ「古今伝授」を利用し朝廷を巻き込む一大謀略戦を仕掛けた。未曾有のスケールで描き上げる、関ケ原合戦驚愕の真相。

登録情報

  • 文庫: 461ページ
  • 出版社: 新潮社 (1999/11)
  • ISBN-10: 4101305145
  • ISBN-13: 978-4101305141
  • 発売日: 1999/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 細川藤孝, 2009/11/22
By 
レビュー対象商品: 関ケ原連判状〈上巻〉 (新潮文庫) (文庫)
細川幽斎を中心の三成、家康、さらには朝廷をも巻き込む壮大な企みが渦を巻く面白い読み物だ。第1に信長を討ったのは細川、明智の仕業の設定が奇抜である。さらには古今伝授をめぐる朝廷、細川の策略。連判状をめぐる細川、前田側の略奪線等どんどん引き込まれていく。戦国時代小説でこれほど朝廷との駆け引きを描いた作品は初めてだ。公家など登場人物になじみがなかったものの、すばらしい作品になっている。歴史小説205作品目の感想。2009/11/16
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 古今伝授と関ヶ原の戦い・・・文は武より強し, 2000/12/4
By カスタマー
レビュー対象商品: 関ケ原連判状〈上巻〉 (新潮文庫) (文庫)
古今伝授とは平安時代に始まり、古今和歌集の解釈を秘伝として弟子に伝えた歌学の家元制度のようなものである。室町時代に岐阜県大和町周辺の郡上郡を治めていた東常縁(とうのつねより)が古今伝授を集大成したことにちなみその大和町に、現在町おこしの一環として、「古今伝授の里」が作られている。その一角にある和歌文学館に行ったとき、私は安部龍太郎著『関ヶ原連判状』が置いてあるのを見つけた。   訓古学的古今伝授という歌道がなぜ天下分け目の関ヶ原に関係したのか?  戦国時代にその秘伝を受け継いたのは歌人でもある大名細川幽斎ただ一人であるが、細川幽斎の知らざれる側面とは?

私が『関ヶ原連判状』を読んだきっかけはそんな謎解きからであった。結果は面白くて、一気呵成に長い小説を読んでしまった。それは古今伝授を受けた細川幽斎がそれを種に朝廷外交を繰り広げながら、石田三成に立ち向かい、関ヶ原の戦いを生き抜く新解釈の時代小説である。私は大いに満足感を持って読み終わり、それ以降、安部龍太郎のファンになった。

関ヶ原の戦いを経て徳川の代に至る歴史の大きな激動期に、細川家は豊臣恩顧の大名でありながら才覚と行動力により、取り潰しにあわず家を守った。今日においてもその「生き残り策やしたたかな行動様式」は学ぶべき点が多いかもしれない。

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