登録情報
|
著者が提唱・実践する学習法・教授法は、「ウソ11」に対する「マコト」と、「講義2:入力法(4)『オーラル・インタープリテーションとモード転換練習方式ー入試問題の英文を使って』」「講義3:仮想スピーチとレトリカル・コンポジション」によって知ることができる。確かに、これだけ「真に迫って」訓練すれば英語もできるようになるだろうな、という感想は抱く。
しかし、ほとんどの仮想敵を論破するやり方が、煎じ詰めれば著者自身の言語観・教育観と違うからというところに帰結してしまい、しかも確固とした根拠を示さない主観的なものになっているので、なるほどという感じは持ちにくい。この部分がもっと科学的であってくれたら…と思うのは、著者が「演劇・スピーチ学」専攻だったことを思うと無い物ねだりなのかも知れない。
もっとも、私自身も、著者が挙げた38の敵の多く(全てではない)が「ウソ」だと考えていることは付け加えておかなければならない。
当然、素人集団の批判だけでなく、どのように英語を学習すべきなのかと言う処方箋をしっかり出してくれているので、読者はそれを真剣に実践するだけである。
具体的には、マスコミや自称進歩派の英語教員が騒いでいる英会話力を身につけるのには、英会話の時間を増やせばいいとか、受験英語が日本人が英語が出来なくなる元凶だという「世間での常識」に対してこれでもかと言うくらい叩き潰し、正しい英語学習法に矯正してくれています。
最近では、読者に迎合するようなことをせず、英語教育の正論を主張する英語文体論の研究者である東京大学の斉藤兆史氏、通訳論が専門である立教大学の鳥飼久美子氏など、似非英語学者を論破しようとする人たちが出てきたので、自信のない英語教員はしっかり本書を読み、実践し、生徒・学生に伝授してもらいたいものである。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|