30〜40代で、前・中斜角筋の拘縮により腕神経叢が圧迫され、肩から腕にかけての痛み・しびれ・だるさが現れる。
これが胸郭出口症候群なのだが、それを診断できずに、誤った患部へのアプローチを行っても、症状が緩和するどころか悪化する場合もある。
それを診断するのは簡単で、肘を肩の位置まで上げ、降参のポーズで手を握り開く、左右の鎖骨上の△部を押す、後下方に手を引き、肩・肘関節を伸展させ胸を張らせると、1分以内に痛みやしびれがひどくなる。
自分での改善は、肩をすくめるように上げて前方にだし、鎖骨の下の凹みをだし、肩の力を抜いて脇を締め肘を直角に曲げ、片手を前方に突きもう片方でそれを引くようにする。
これらを本書では写真で解説している。
原因は、なで肩・猫背・PCの長時間使用姿勢、運動不足等で、運動を続けても改善しなければ、手術や星状神経節へのブロック注射を著者は行い、効果を得ているようだが、本書は約10年前の本であり、非侵襲行為での治療法も効果を上げている例も報告されており、読者は更に新しい文献にあたる事をお薦めする。