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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
現実的な燃費数値を!,
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レビュー対象商品: 間違いだらけのエコカー選び (単行本(ソフトカバー))
「10.15モード」燃費値の非現実ぶりは国民の常識だけど、
その数値が日本の自動車行政を左右してるならそれはゆゆしき問題だ。 絶対的に燃費が悪い国産ミニバンがエコカーで、 外車のコンパクトカーがエコカーでないのも、指摘されてみれば変な話だ。 非現実的な数値に振り回される外車勢はたまったものじゃない。 2009年モータショーの外車勢総すかんの原因かもしれないという指摘もさもありなん。 来年から燃費計測が「JC08」に代わるが、 それとて最高速度80km/hで、コールドスタートは25%まだまだ甘い。 あたりまえだけど、著者は心底自動車が好きなのだな。 自動車に明るい未来のイメージがなく、 車が好きということが知的に見られずむしろダサい今の日本文化は、 著者には本当に悲しいものなのだろう。
30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
クルマの今を憂える巨匠の渾身の提言。 とても勉強になる。 ,
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レビュー対象商品: 間違いだらけのエコカー選び (単行本(ソフトカバー))
去年は、プリウスやインサイトといったハイブリッドカーが安く登場し、普通のドライバーが購入するようになったという点で、画期的だったと思う。 エコカー減税や補助金も一杯出たから、買うなら今がお得、と思って買い換えた人も結構いる。 ハイブリッドカーは、エンジンを使わないで電気だけで走るところは新鮮だし、燃費が良くてCO2も少ないとなれば、一度は乗ってみたくなる。 でも実際には、運転そのものは余り面白くないし、燃費だって、買った友人などに聞くと38km/Lなんてカタログの数値はとても出なくて、せいぜい20km/Lということらしい。 その原因は、燃費や排ガスを計測する10・15モードの値が、時代遅れで現実離れしているからである。 クルマには、燃費以外にも運転の楽しさとか、デザインとか大事なことがあるし、燃費値だけでエコカー補助金を出すのも確かに変だ。自動車評論の巨匠は、本書でこうした日本のクルマの規制や税制の矛盾に遠慮なく切り込んで明解な論を展開しており、また無類のクルマ好きとして、ミニバンや刺激のない「ノンポリ」のクルマを大量に作ってきた日本車(特にトヨタ)に厳しい。
この本は、クルマに関心のあるユーザーだけでなく、自動車メーカーやジャーナリスト、お役所の人などが読んだらいいのではないだろうか。 かつて「間違いだらけのクルマ選び」を熟読していた世代なら、ここに書かれていることに多分共感できるし、知らないことも多くて勉強になる。巻末には、自身の推薦するエコカーや輸入車も解説しているので、これから購入する人の良いガイドにもなるだろう。
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
徳大寺有恒、ここにあり!!,
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レビュー対象商品: 間違いだらけのエコカー選び (単行本(ソフトカバー))
徳大寺有恒氏が、自動車評論の第一線を退いてから数年がたつ。かつては「間違いだらけの自動車選び」を毎年上梓し、加えて年に数冊は書き下ろしを精力的に発表していたが、健康上の問題もあってか、近年では隠居でもしたかのような静けさであった。
また、日本で販売されている自動車は、国産車、輸入車を問わず、問題ある車を探すほうが難しくなった反面、個性や魅力も均質化してしまい、自動車批評の存在意義が無くなってしまったのも事実である。 加えて、日本人の車離れも進み、特に若者の自動車への関心の薄さには隔世の感がある。自動車が夢であった時代は終わり、環境やエネルギー問題が立ちはだかる中、日本の自動車行政や自動車メーカーの姿勢は、未来を見据えてのものなのだろうか? 家電がガラパゴス化しても、自動車は大丈夫と言う慢心があるのではないだろうか? その慢心が表面化した象徴的な例が、米国でのトヨタのリコール問題であろう。 しかし、自動車産業は、決してオールドエコノミーではなく、これから新興国の爆発的な売り上げ増とエネルギー革命という「ビッグバン」が起こるとてつもなく魅力的で大きなマーケットなのだ。ここで日本が頑張らなくては、どこで頑張ると言うのか? 久しぶりに表舞台に登場した徳大寺氏が、日本の自動車行政や大手自動車メーカーを斬る視線はかつて無いほど厳しい。この厳しさには私も驚いた。しかし、これは氏の自動車への愛情の裏返しであり、内にこもり夢を失い、集団に同調するだけの昨今の日本人への厳しい叱責と感じざるを得ない。 余談であるが、徳大寺氏の代表作である「僕の日本自動車史」とあわせてお読みになると、氏の真摯な叫び声がより理解できると思う。
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