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庄屋さんの家、長野県の農家などの日本民家。都営住宅、ハウスメーカーによる戸建て。いずれも、住人がどういった配置で眠っていたか、便器の形状や、暮らしに影響を与えた家電・生活用品とともに、その間取りの使われ方まで内容は及んでいる。
また、戦後の復興時期に建てられた応急住宅、防空壕を使った住居、同潤会アパート、池辺陽氏の立体最小限住宅などなど、時代の必然性や理想を映して生まれた間取りなどなど、とにかくバリエーションが豊富なのだ。
建築の専門書を読むほどではないが、住宅や間取りに興味はしんしん、ただしおしゃれなインテリア雑誌や小手先のリフォーム雑誌には違和感や物足りなさを感じる…そんな人(まさにこの私)にはぴったり。
『建築』というカテゴリーに置くのはもったいない。ここ百年、日本人がいかに生きてきたかを語る貴重な資料だと思う。これから家を建てる人にとっても、たくさんのヒントが詰まっていると感じる。
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