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開高健のいる風景 単行本 – 2002/6


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単行本
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

学生時代開高健に出会い、以来30年間、作家・開高健と人間・開高健を「鑑賞」してきた著者。酒、食、女、釣り、妻、死生…等身大の開高健のエピソードをつづる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

菊谷/匡祐
1935年神奈川県生まれ。文筆家。短編や雑誌のコラム、翻訳などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 250ページ
  • 出版社: 集英社 (2002/06)
  • ISBN-10: 4087812669
  • ISBN-13: 978-4087812664
  • 発売日: 2002/06
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 389,472位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 kingvictor 投稿日 2005/2/8
形式: 単行本
 ナイトキャップ本として、旅のポケット本として読んできた開高健。自由な大人の遁走曲の背後に、海中に沈んだ氷山が沈潜していた。あっけらかんと見えて、どこか何かに駆られ憑かれたように、幻の魚を求め大陸を駆け回った男。彼の心の奥にあったもの。それは何か、菊谷氏の物語を通して、それを微かに読み取れる気がする。
 伴奏によって味わいが深まるのは、本物の証。もちろん伴奏の方も。これはまさにそうした本だ。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Enriques_Castelnuovo 投稿日 2010/10/18
形式: 単行本 Amazonで購入
本書の白眉は、開高健の最高傑作『夏の闇』に登場する「女」のモデルに関する記述である。

開高健との会話で、著者は「女」が佐々木千世であることを確認する。
また著者は昭和45年3月24日付け朝日新聞夕刊で、佐々木千世(当時37歳)が都内で交通事故死していたことを確認する。

しかし佐々木千世がドイツから帰国して、亡くなるまでのいきさつは『藪の中』だ。
開高健が著者に語ったことと、著者が友人であるエッセイストを通じて知り得た情報とが、矛盾するのだ。
(詳細は本書を読まれたい。)
開高健の死後、刊行された『花終る闇』(未完)では、「女」(加奈子という名前が与えられている)と主人公が再会する場面で終わっている。

果たして、現実には開高健は佐々木千世と再会していたのだろうか? していなかったのだろうか? 
仮に2カ月も前に帰国していたとするなら、再会しないほうが不自然ではないだろうか?
私は本書を繰り返し読み、この問題を考え続けている。「闇三部作」が完成しなかった理由に深く関わっていると思う。

本書には、他にも、『流亡記』が生まれたきっかけ、女優ブルック・シールズとの邂逅など、30年を超える開高健と著者の交流が描かれている。貴重な本である。
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