弟子たちを観れば、師が分かるといいますが、
これだけの高弟を育て上げた植芝氏はまさしく
大先生にふさわしい達人だったと思います。
(もちろん、14人どころではなく、塩田先生や藤平先生の両達人のほか、
軽く100名は下ることはないのではと思われます。これは奇跡といっても
過言ではありません。)
写真も随所に掲載されていて、それも
道場での修業風景はもちろんですが、
駅のホームで汽車を待っている開祖の姿は
何ともほのぼのしていて、味があります。
それにしても立ち姿は、自然体そのもの。
「隙をつくっては(みせては)いけない」が
開祖の口癖の一つだったそうですが、知行合一の
本物の武道家だったからこそ、これだけの有名な実力者を
育て上げたのだと改めて凄さを感じました。
また、14人の弟子の方々は心底、開祖を愛していらっしゃったことも
文面や行間を通じて伝わってきて、師弟愛あふれる一冊になっています。