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開かれた社会とその敵 第2部
 
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開かれた社会とその敵 第2部 [単行本]

カール・ライムント・ポパー , 内田 詔夫 , 小河原 誠
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 単行本: 400ページ
  • 出版社: 未来社 (1980/01)
  • ISBN-10: 4624010531
  • ISBN-13: 978-4624010539
  • 発売日: 1980/01
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 333,421位 (本のベストセラーを見る)
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第1部で全体主義に陥ってしまう思考のあり方の起源をプラトンに求めたポパーは、第2部ではマルクスとヘーゲルの問題を扱う。説明原理を自己のマインドの外に置くマルクスやヘーゲルの思想は、物事を構造的に把握するが、個人の主観の創造的可能性をおとしめる結果を導く。いわゆる唯物論であるとか、認識の弁証法的な成長過程に見られる考え方である。
歴史の運動法則は○○といったマルクスやヘーゲルのふざけた考え方に対して鋭い一撃を加えている。個人の外に歴史の運動法則があるなどというふざけた考えは今でこそ少なくはなったが、発表当時はこのようないかれたマルキシストに世界が席巻されていたのだから、この考えを勇気を持って発表したポパーはすごい。訳は硬いが第1部よりは少しマシ。にしても、英語で読んだほうがよいと思う。名著である。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ヘーゲルとマルクスに対する全体主義的性格を批判する書物である。
ヘーゲルについてはそれほど詳しくないが、ポパーの批判はわかるものの
やや一方的という気もしなくはない。
本書の中心はマルクス主義、共産主義、唯物史観に対する徹底的な
批判である。反共主義の一方的な批判ではなく、マルクスの思想、理論
に対する丹念な読み込みによる批判になっている。
ポパーはマルクスの資本主義分析の功績を認めつつ、資本主義の崩壊による
共産主義社会への移行を歴史法則として、決定されたもののようにみなす
唯物史観を歴史信仰として退けるのである。
マルクス主義、共産主義を批判する上では欠かすことの出来ない重要な
文献とみなされているようだ。
しかし、個人的な見解を述べさせてもらうならば、このポパーでさえまだ甘い
ように感じられる。ここからさらに先に進まなければならないのでは
ないだろうか。
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