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35 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こころ うごく ほん,
By kk75 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 閉鎖病棟 (新潮文庫) (文庫)
とにかく、ぜひ一度読んでみてください。作品中、登場人物のエピソードに幾度となく涙し、終盤では嗚咽を漏らして号泣していました。何度読み直しても同じ感情の動きを味わうことのできる、色褪せない作品です。 そして映画化もされていますのでそちらもぜひご覧ください。 小説の映画化にありがちな些細な設定の違いにも違和感を感じることのない秀作です。チュウさん役の役者さんがとてもすばらしい演技をされています。 このような文章ではちゃんとしたレビューとは到底いえませんが、 ことあるごとに人にお勧めしたい大切な一冊です。
26 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
誰が病んでいて、誰が病んでいないというのだろうか,
By
レビュー対象商品: 閉鎖病棟 (新潮文庫) (文庫)
それぞれの人生を、そしてそれぞれの心の病(と一般に呼ばれているもの)を背負いながらも、日々を淡々と暮らす病棟の人々の普通さ。一方、正常の顔をして病院の外で暮らしている人々に見え隠れする、心を失ってしまうということの異常さ。視点をほんの少しだけずらしてみることで見えてくる、普段は見えない世界。そういうものをこの作品を通して、フィクションとはいえ、垣間見たような気がする。何かにつけ人は無意識に、弱さや病を何かいけないもののようにして蓋をしてまいがちだが、それらは心の垣根を取り払い、心を結びつける。運命と呼ばれるものに負けない、逃げない、底知れぬ強さが、一人一人の登場人物の中にある。これら全てを、作者は丁寧に描いている。読後、上を向いて生きなければ、と勇気をもらったような気がした。
42 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読んで良かった,
By jam4 "dreamOnsen" (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 閉鎖病棟 (新潮文庫) (文庫)
精神科病棟に入院している患者を、外部からではなく、入院している内部の患者の視点から描いた名作だと思います。入院患者とそうでない者(家族や世間)との間に横たわる気持ちのすれ違いが生み出す悲しみと、ラストに至って分かる人間の暖かさに号泣しました。殺人事件があるため、ミステリー小説とも受け取れますが、同じ病院もののロビン・クックの作品に見られるようなサスペンスフルな感じではなく、静かで暖かいストーリーです。本当に読んで良かったと思える数少ない小説として、いつまでも記憶に残ると思います。
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