世の中には、「ロックってどんな音楽?」という問いに明確に回答してくれるアルバムがいくつかありますが、これもそのひとつ言って良い作品かと思います。
カルメン・マキの上手さとパワーを兼ね備えたヴォーカルに春日博文のメロディックでエモーショナルなギター、そしてなんといっても印象的なのは、川上シゲさんのベースです。ティムボガートや、ジョンエントウィッスルもぶっとぶんでしまいそうなうなりをあげて歪みまくるベースサウンドは圧倒的。多くの目立ちたがりなロックのベース弾きに「ベースやってて良かった」と思わせてくれるとてもかっこいいベースプレイを聞かせてくれます。
楽曲もヘヴィでありながら疾走感もあるハードロックにメロウで美しいナンバー、そして初期ブラックサバスを彷彿とさせる陰鬱でヘヴィな雰囲気のハードロックがあったりと非常に充実しています。歌詞も深みがあってとても良いと思います。
まさに日本が世界に誇れる「ロックの超名盤」です。普段洋楽しか聴かないという人も是非最初から最後まで通して聴いてみてください。きっともう二度と手放せなくなるアルバムのひとつとなることでしょう。