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閉ざされた国ビルマ―カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく
 
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閉ざされた国ビルマ―カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく [単行本]

宇田 有三
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ビルマ(ミャンマー)に民主化の光は射すか!?ビルマを17年間見つめてきたフォト・ジャーナリストが、きびしい監視の目をかいくぐり、軍事政権下に生きる人びとを訪ね歩いた渾身のルポルタージュ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宇田 有三
1963年神戸生まれ。フリーランス・フォトジャーナリスト。90年教員を経て渡米。ボストンにて写真を学んだ後、中米の紛争地エルサルバドルの取材を皮切りに取材活動を開始。軍事政権・先住民族・世界の貧困などを重点取材。95年神戸大学大学院国際協力研究科で国際法を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 238ページ
  • 出版社: 高文研 (2010/01)
  • ISBN-10: 4874984347
  • ISBN-13: 978-4874984345
  • 発売日: 2010/01
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
等身大 2010/5/18
By got
形式:単行本
本書は国際的なジャーナリズム活動を続けてきた宇田氏の、特にその視線の中心にあった場所で重ねた言葉の
(多分)最初の集大成となる一冊です。
その地は「ミャンマー」、本書ではあえて「ビルマ」。(だから僕も今後そう呼ぶ)

90年代、ビルマを訪れはじめた氏の「少年兵」に代表される一連のフォト・グラフィーには、人間の営みを
「抑圧とそこからの開放」に求めているかの様な”闇雲さ”があった様に思う。
しかし取材活動の最前線に長く身を置いた氏は、今や開放の中心にある願望そのものに迫ろうかとするイメージを
ブック・ジャケットに据えた。(裏ジャケも、もちろんそうなのだろう)

プリミティブとデモクラシー。軍事政権と経済制裁。
2010年に(民意とされる)総選挙を迎える国で、かつてタトゥを探し求めた氏のレンズには今、一体何が
映っているのだろうか?
そういった著者個人のジャーナリスティックな視点とあわせて、生粋のニッポン人の僕などにも
「国際情勢の中での現在に至るビルマの位置」が良く判るように構成されている点も本書の白眉である。

先ほど解党とあいなったNLDのマンダイ事務所を、あの時、同乗の案内女性サンダーとともに疾走する
モーターサイクルから「その眼で」目撃してしまった氏のその後の行動が、僕には切ないほどリアルだ。

ニッポンの民放バラエティ秘境番組で、国境地帯やカレン民族が「トンデモ」的に紹介されている我が国の
経済外交事情(=消費事情)を知っている人も多い筈。
彼らの誇りこそが大切だが、狩猟的(=現在では貨幣的)な獲得も、今や十分に誇りを満たす。

総選挙の年に、本書にある様な「等身大」の視線が、同じ「米喰う国」に生きている多くの人への
理解の一助になれば、と切に願う。

歴史的資料としてはももちろん、何より
「武装地帯のド真中で銃口に晒された気持ちを ”フツーのニッポンジン” が綴った紀行文」としても秀逸です。
ニッポンに退屈したくなかったら、ニッポンを知りたくなったら、是非ご一読あれ。
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