内容紹介
幻のボール遊び「ロクムシ」の消息も尋ねて、2010年12月に、 こわされる直前の母校校舎を48年ぶりに訪ねて行なわれた45分の授業の記録。 『ベースボールの詩学』の姉妹篇ともいえる。 併録として、 1989年に或る業界誌の表紙に求められて制作された平出隆のコラージュ作品 及び、大里柳小学校6年生40名による今回の課題作品である、はつらつとした戸外遊戯の詩と絵。 本叢書はじめての裏表カラー印刷による16ページ構成。 40名の生徒に日本の伝統色を40色を指定使用するなど色彩満載。 『ベースボールの詩学』関連の図版多数収載。 絵と詩:北九州市立大里柳小学校2010年度6年生による課題制作40点 コラージュ:平出隆《陪星早足あるいはbodies electric》1989
レビュー
「朝日新聞」2011/02/20朝刊《手に取って、まずこれはメールアートと思うだろう。差出人は東京都八王子市の多摩美術大学教授で詩人の平出隆さんだ。ドイツから直輸入という白い重ねの封筒にタイトルと著者名、住所、イラストが印刷されており、あて先のシールが貼ってある。切手には消印が押され、通常の郵便で届く。中には8ページの、白いつやのある紙に印刷された作品。字の色や配置、イラストなど、デザインは厳密に考え抜かれ、美しい。しかしこれはまた、本でもあるのだ。》