本ディスクは、本編を観るためのものではない。じゃあ何を観るのかというと、NHKの番組から生まれた「ゲハラ」を公開するまでのドキュメントである。何せ本編は21分しかないので、評価のしようがないし(笑)。みうらじゅんは「日本一カッコいい怪獣映画を作りたい」と意気込んでいたが、要はエッセンスのテンコ盛りだけなので、内容に乏しいのだ。どこかの小製作会社ならば分かるが、これは天下のNHK製作作品である。もう少し何とかしてほしかったなあ。俳優陣は豪華で、佐野史郎、ピエール瀧、田口トモロヲなど映画本編でも十分イケる男優に加えて、ヒロインの藤井美菜もまさに「紅一点」の華やかさを添えていた。それだけに仕上がりが残念だったと。なぜ90分のフルレンジで製作しなかったのか。きちんと日活撮影所を使った「活動写真」なのにね。それと、特典映像はメイキングこそ面白いが、NHK番組をそのまま収録したものは、NHK局内で公開された光景を、舞台挨拶も交えて、OA当時のまま丸々収められている。でもこれって単なるダブル収録だよね。NHKともあろうものが、一体どうしたらこうなるのか。とっても面白くなりそうなのに、惜しいことだ。まあ国営放送なのにパンチラも出てくるし(笑)、意気込みを買って星3つ。