いつもだったら半日で読み終わるボリューム(頁数)なのだが、中々読み進めない! (流し読みできない)
文章は読みやすい(当然面白い)のだが、一話読む度に立ち止り、昔を思い出し感傷的になる。
一文一文が強く海馬を刺激し、懐古的憧憬に脳と心が支配される。
開高大兄のアンビバレントな魅力を再認識できる一冊、開高ファンなら思わずニヤリとするシーンが満載で、久しぶりに本棚に眠った大兄の本を取り出したくなった。
中高生の僕にとって、(強い憬れとともに)様々な意味で影響を与えてくれた人物「開高健」
文中に、大兄が37歳で経験した「完璧な、どこにも傷のない、稀な一日」の件を読み、その時の大兄に近い年齢になった今の自分を省みれば、未だ何も見つけていない事に焦燥感も覚える、しかし、今一度、初心に戻り、自分なりの「完璧な、どこにも傷のない、稀な一日」を探し求めてみたい。