商品の説明
第64回(昭和45年度下半期) 直木賞受賞
出版社/著者からの内容紹介
一年余の闘病ののち妻は死んだ。残された二人の子を長良川に近い故郷にあずけ、男は一人東京生活を送る。そうした彼の胸によみがえる戦争と捕虜生活の屈辱の記録…。直木賞受賞作。解・小木曾新
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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内容(「BOOK」データベースより)
誇り高きひとにとって辛く無残なるは、己れの真情を、己れの過去の秘めごととともに他に吐露することであるという。海軍中尉豊田穣は、過ぐる大戦において乗機被弾、不時着、漂流の果てに虜囚となり、失意と絶望の渕を流浪しつつ作家豊田穣と変身するに際し、その長い苦渋の海を渡った―。本書はその魂の絶唱。