ブックレビュー社
バブル崩壊後の長期不況の原因を景気循環の観点から解明。戦後のアジア,世界経済全般に対し,独自に評価
経済政策の失敗として語られることの多いバブル崩壊後の長期不況。ただ責任をなすりつけ合うばかりで,その本質に光をあてない限り,日本は同じあやまちを繰り返しかねない。経済学者である著者は,長期不況の最大の原因は景気循環に帰せられると指摘。戦後の世界の経済学会は景気循環を論議することを「運命論」「敗北主義」と位置付けて排除してきたが,歴史上過剰投資による大型バブルの形成がそれに続く景気後退を長引かせる現象が繰り返されてきたことを示し,その考察が経済の長波現象の解明に不可欠とする。
経済政策の失敗として語られることの多いバブル崩壊後の長期不況。ただ責任をなすりつけ合うばかりで,その本質に光をあてない限り,日本は同じあやまちを繰り返しかねない。経済学者である著者は,長期不況の最大の原因は景気循環に帰せられると指摘。戦後の世界の経済学会は景気循環を論議することを「運命論」「敗北主義」と位置付けて排除してきたが,歴史上過剰投資による大型バブルの形成がそれに続く景気後退を長引かせる現象が繰り返されてきたことを示し,その考察が経済の長波現象の解明に不可欠とする。
日本の平成不況の考察に加え,戦後日本とアジアの経済成長についても,それを長期波動の一局面と見るべきとの新たな視点を提示。恐慌や金融危機が景気循環過程で演じる役割などを論じている。最終部では20世紀の社会主義と資本主義,大国の興亡,東アジアの21世紀像といった大局的なテーマについて独自の考察を提示。経済学の領域にとどまらず,歴史書としても楽しめる本だ。 (ブックレビュー社)
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内容(「BOOK」データベースより)
戦後最悪の長期不況、平成不況はなぜ起こったか?景気循環論の第一人者がそのメカニズムに迫る。
内容(「MARC」データベースより)
日本が戦後初めて経験する長期不況。その原因を、先行する平成の大型バブルに求め、不況からの脱却の方途を探る。また、日本経済、世界経済の急角度の変貌や将来展望についても述べる。