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長嶋監督の往復ビンタ―ここに誰も知らない長嶋茂雄像がある
  

長嶋監督の往復ビンタ―ここに誰も知らない長嶋茂雄像がある [単行本]

西本 聖
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

長嶋に憧れ、長嶋に殴られ、長嶋に男にしてもらった西本が師・長嶋に捧げる「惜別の辞」。

内容(「MARC」データベースより)

平成6年10月8日、天下分け目の巨人対中日戦を、巨人軍投手・西本聖は自宅のテレビで観戦していた…。長嶋に憧れ、長嶋に殴られ、長嶋に男にしてもらった西本が、師・長嶋に捧げる「惜別の辞」。

登録情報

  • 単行本: 204ページ
  • 出版社: ザマサダ (1995/03)
  • ISBN-10: 4915977102
  • ISBN-13: 978-4915977107
  • 発売日: 1995/03
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 3.0 懐かしき昭和の遺習, 2010/1/1
レビュー対象商品: 長嶋監督の往復ビンタ―ここに誰も知らない長嶋茂雄像がある (単行本)
この本が出版されたのが1995年3月。西本聖の自伝本なのに表紙とタイトルが長島というのが、当時の長島ブームを彷彿とさせて時代を感じさせます。当時の軽薄な長島礼賛が本当に大嫌いでした。そんな馬鹿馬鹿しい喧噪の中で、便乗本の変型として出されたと思われるこのかなり地味な一冊は、西本というよりは昭和の野球を回顧する意味でとても興味深かったです。
「長島も昔は鉄拳制裁を辞さなかった」というのが本書の一番の読み所、として当時は出したんでしょうが、それよりも巨人に入りたての頃受けた先輩からのイジメのあたりが面白かったです。プロになるほどの技能を持ちながら、精神的にははたいして成熟していない、という現代に繋がる問題点だなと思いました。
クロマティの著書のようにチームメイトに関する逸話等はあまり出てきません。出てくるのはどちらかというとコーチやフロントに対する恨み言です。暗い性格を現わしてるのかな?と思ったりもします。というわけで読んでいてそれほど面白いエピソードが出てくるわけではないので、読んでいて単調に感じられます。野村さんの本からあふれるユーモアは本当に唯一無二であると再確認しました。
それから、

 「おいハゲ」
 ある日、試合前に練習しているとき、皆川さんにそう呼ばれ、心底から腹が立った。

というところ。筆者には失礼だが、思わず笑っちゃいました。皆川コーチ、本当に選手から嫌われてたんですね。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 この本を読めば、ベースボールではなく野球を思い出すだろう, 2007/5/8
By 
mocobaka - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 長嶋監督の往復ビンタ―ここに誰も知らない長嶋茂雄像がある (単行本)
 本書は、シュートで一世を風靡し、江川・西本・定岡の三本柱として活躍した西本聖の回顧録である。本書を読み終えた時、西本氏の不器用さと正直なところ、並びに失われつつある野球選手の気骨とドラフト外の選手特有の反骨精神を思い出してしまった。

 西本氏は、ドラフト外で巨人軍に入団した。同期入団で甲子園のスターとして入団した定岡とは異なり、当初は全く期待されていなかった。しかし、猛練習で鍛えられた丈夫な身体で便利屋としてミスターに使ってもらい、少ないチャンスを上手く生かしたことで大成した。

 その後、藤田監督時代には心身ともに充実した時期を過ごしたものの、王監督の時代になると皆川コーチとの確執で成績を落とし、中日にトレードされた。中日では、星野監督とナインのおかげでチームとして戦うことの素晴しさを噛み締め、自己最多の20勝を挙げた。

 最後も、様々な人間関係や方針により、傍目からすると必ずしも恵まれた選手生活ではなかったように感じた。しかし、憧れだったミスターで選手生活の最初を飾り、最後を締めたという掛け替えの無い経験をした。おそらく、西本氏のような野球人生を歩んだのは西本氏以外にはいないのではないだろうか。

 現在の野球界には、育成選手枠なるものが存在する。まだ始まったばかりなので仕方がないものの、育成選手枠から大成した選手はいない。しかし、一般社会でも西本氏のような境遇にある方は多いと思う。正社員以外の雇用体系で働いている人は、その最たるものであろう。

 それ以外にも、様々な理由で現在の境遇に不満を抱えている人は多いと思う。本書を読むことで、日本人に失われつつある精神力の強さとハングリー精神を呼び起こすことができるかもしれない。

 それに、花形と呼ばれる産業(本書の場合は野球)でも、裏では凄まじい人間模様や苦労があることを知ることができ、戦士としての表と裏を学ぶことができるだろう。特に、ミスター、藤田監督、星野監督が織り成す指揮官としての三者三様は一読に値する。
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