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長宗我部
 
 

長宗我部 [単行本]

長宗我部 友親
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

幕末の土佐勤王党を動かしたのは、武市半平太をはじめとする長宗我部侍(下士)たちだった!

内容(「BOOK」データベースより)

四国統一の覇者土佐山内政権下での「下士」への転落。秦の始皇帝を遠祖とする渡来人一族の二千年にわたる大いなる血脈の栄光と挫折を描いた第一級の書下ろしノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: バジリコ (2010/6/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862381685
  • ISBN-13: 978-4862381682
  • 発売日: 2010/6/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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42 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書はおおよそ長宗我部氏の出自と元親までの歴史、元親の事蹟を中心として国親・盛親の事蹟、筆者の祖である島親益系の今日までの軌跡を3本柱として記されています。

ただ、島親益の家系以外は長宗我部氏の事をかじった方ならお馴染みの内容であり、特に目新しいこともありません。
出自は従来の秦始皇帝の末裔とし、また元親、盛親の事蹟についても軍記物である『土佐物語』を元にしているため、特に関ヶ原から滅亡にいたるまでの経緯は現在は疑問視されている久武親直一人が悪人として描かれる従来の形です。

島親益の家系については新聞にも掲載されていましたが、寄贈された家系図、『差出書』を元に書かれていますが考察はされていません。
親益の跡を継いだ五郎左衛門親典については本書を元にすると文禄2(1593)年生、万治4(1661)年没となりますが、元亀2(1571)年に暗殺された親益の子とするには生年が合いません。
また一説に五郎左衛門は吉良親貞の子とも言われますが、親貞の没年である天正4(1576)年とも合わず、こちらの説に関しては言及もありません。
親益と五郎左衛門の関係や、親益、親貞の実子として生年が合わない事に関しては一切の言及、考察は無く五郎左衛門が跡を継いだ事しか書かれていません。
親益と五郎左衛門の事蹟はぶつ切りされそれぞれ別章で書かれており、五郎左衛門とは誰の子?親益との関係は?という疑問が残ります。

「長宗我部氏の子孫が書いた」という事で子孫しか知り得ない新たな説が記されているかと期待しましたが、特に新たな発見はありませんでした。
また、長宗我部氏の子孫を網羅している訳ではなく(筆者の出自である島親益系のみ)、大坂の陣後も残った肥後に渡った吉良親貞の子孫(町源右衛門系)、筑後に渡った盛親の娘(上野平太夫系)の子孫や、奥羽に渡った香宗我部親泰の子孫、盛親の弟と言われる長宗我部康豊についても一切触れられていません。

本書の内容は史料としては劣る軍記物、系図を元に書かれている事に留意し、長宗我部氏の子孫が書いた本をどうしても手元に置きたい長宗我部ファンにはお薦めしますが、長宗我部氏を史実に即して深く知ろうとする方には余りお薦めできません。
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労作です 2010/10/14
形式:単行本
戦国大名の長宗我部元親の子孫の長宗我部友親氏が自身の先祖について書いた書籍である。長宗我部という珍しい苗字は、先祖の秦氏(その祖は秦の始皇帝!)が四国に移住した際に、高知の長岡郡宗我部郷に住み着いたため、長宗我部という姓になったという。自身のルーツに迫る書籍であるが、戦国時代に四国を制圧する前後(国親→元親→盛親)のことを中心に描いている。信長→秀吉→家康の歴史の流れの中で、四国という当時の都に近いながら、どこか辺境の地を制圧し、小牧長久手の戦いで、家康側につき、天下への足がかりを作ろうとした元親。しかし、秀吉との和議が成立してまし、家康ももう少し早く元親の参戦があればと思ったという・・・歴史に「もし」は禁句だが、ある意味紙一重で天下に近づけなかった戦国大名だ。元親の子供の盛親の行動が不審で、関が原の戦いの際も家康側につくはずが、石田側についてしまし、土佐を没収されるし、大坂の陣であまり動かず、破れ、斬首されている。著者の盛親の動きについての怒りは激しい。で、土佐は「功名が辻」の山内一豊の支配され、旧長宗我部の一領具足の半農半兵は幕末まで下士として差別され続けることになるのであった。

「龍馬伝」を見ていて、土佐の上士下士の制度がよくわからなかったが、長宗我部と山内のことがあったからだとよく理解できた。その差別は苛烈だったようだ。その反動が幕末に倒幕になり、明治維新を迎えることになるのであるが・・・

労作だ。いままで、あまり日の目をみなかった戦国大名の一族、及びその先祖と子孫について、丁寧に古文書を紐解きながら描いている。一読の価値ありです。
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By upwave
形式:単行本|Amazonが確認した購入
昨今ファンタジーな歴史ドラマが氾濫する中、本書は長宗我部の末裔が、資料に基づき、自分の家系を語るものにて
ブレの無い、真に迫った硬派な書という印象を受けた。大河ドラマ的な歴史小説を好まれる方には、非常に退屈な書かと思うが
歴史好きを自認されているレベルの方からは一定の評価を得ることが出来るのではと考える。
個人的には、1,土佐統一までの戦い 2,関ヶ原前後における当家の決断と行動 3,山内家支配家の長宗我部、というポイントに
大変興味を持ちながら読み進めた。近頃ちょっとしたブームとなっている秦氏をルーツに持つ家系であることも歴史好きの
読者の関心を寄せるところではないだろうか。
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