昨今ファンタジーな歴史ドラマが氾濫する中、本書は長宗我部の末裔が、資料に基づき、自分の家系を語るものにて
ブレの無い、真に迫った硬派な書という印象を受けた。大河ドラマ的な歴史小説を好まれる方には、非常に退屈な書かと思うが
歴史好きを自認されているレベルの方からは一定の評価を得ることが出来るのではと考える。
個人的には、1,土佐統一までの戦い 2,関ヶ原前後における当家の決断と行動 3,山内家支配家の長宗我部、というポイントに
大変興味を持ちながら読み進めた。近頃ちょっとしたブームとなっている秦氏をルーツに持つ家系であることも歴史好きの
読者の関心を寄せるところではないだろうか。