久しぶりに館野さんの新刊が出たので買ったのですが、おもしろかった!。さっぱりあっさりの絵柄に自然体な雰囲気、絶妙な会話が魅力。
表題作は高校時代に一度だけ関係を持ってしまった友人同士・宮木と阿部が大人になってからの話。適当に女性関係もある社会人の阿部はある日宮木に彼女を紹介され心乱れるが・・・。お互い年をとり10年過去の事を口にせずに過ごしてきた二人がしだいに本心を出していく様がよかったです。
同時収録「僕と君とのこれからは」もかなりお薦め。3年不良のボス的存在・瀬尾とクールな2年深田のグループはお互い犬猿の仲。「バカな3年共」「2年いつかシメちまおうぜ」な空気をよそに実は二人は内緒で付き合っていた!・・・という、もうかなり笑える話。深田のふか・・・を聞いただけで反応し、仲間の前では「タコ野郎!」と罵倒しつつも心の中では「会いたいよう」とラブラブ思考の瀬尾がもうほんとおかしい。そして瀬尾の仲間がこれまたいい。気に食わない深田と瀬尾の仲を知ってからも「俺ら仲間じゃねえか!」と、一昔前の不良漫画のようなあっつい友情。二人が抱き合ってるところを「かくせ!」「見てんじゃねーぞ!」と必死で庇う不良仲間、お、おもしろい・・・こういうノリすごい好きです。