映画やマンガにもなっていますが、やはり原作が一番おもしろいと思います。
ただし、一番救いがない結末でもあります。
その点では映画が一番感動的なラストにはなってたと思います。
とにかく小説は暴力がすさまじい。進の漏らす「お前ら、俺を殺す気か?」には
何だかゾッするものがありました。戦時中ということで、子供たちの心も荒んでい
たのかもしれないですね。
一番、救いがないなぁと思ったのは、主人公が、
「ニセの友情なら、このまま別れても別にいいや」
という気持ちで帰京してしまうくだり。ただその直後に主人公が自分の田舎での
存在を冷静に分析して述懐する場面はドキリとさせられました。
主人公の考えている通りなのかもしれない・・・。
この本、映画やマンガに比べると救いがないんですが、でもすごく面白いんです。
残念なのは絶版、アマゾンで中古品を探しても2500円以上もするってとこだなぁ。
再版希望。