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長い腕 (文芸シリーズ)
 
 

長い腕 (文芸シリーズ) [単行本]

川崎 草志
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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   新人作家の登竜門たる、第21回横溝正史ミステリ大賞を受賞した話題作である。ゲーム製作会社に勤務する主人公は音楽と読書、そして孤独を愛する女性。現在の仕事に大きな不満はないが、同じ場所に居続けることを好まないため、会社を辞めしばらく故郷・愛媛県の小さな町に帰省しようとしている。ところが同僚の変死事件と、故郷の町で起きた女子中学生による殺人事件とに共通のキーワード「ケイジロウ」を発見し、調査を始めることに…。

   著者は現在ゲーム製作会社に勤務する現役のサラリーマン。本書の主人公も同業者で、作中にもゲーム業界の過酷な労働環境やゲーム開発の裏話が織り込まれている。また「ネットストーキング」「盗聴」「無差別暴力」など現代の恐怖を象徴する事件も作中には多発するのだが、それぞれに理にかなった解決策が提示されているため、中途半端なハウツー本より役に立ってしまう。

   北村薫、宮部みゆきら稀代のストーリーテラーに選ばれた作品にふさわしく、魅力的な謎と、巧妙な伏線、徐々に高まる緊迫感とで読者を飽きさせないのはもちろんだが、特筆すべきは主人公の造型である。冷静に、ときには大胆にトラブルを処理し、的確な推理で調査を進めていくこの女性は、いわゆる「男性作家の描く男勝りのヒロイン」とは明らかに一線を画している。まず「人間」としての自分があり、男性にも対抗したり媚びたりはしないのだ。「また魅力的なヒロインが誕生した」などと紋切り型の賛辞で済ませてはいけないだろう。(工藤 渉)

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第21回(2001年) 横溝正史ミステリ大賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

第21回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作!

ゲーム会社で起こった無理心中事件と四国の田舎町で起こった中学生の射殺事件。これらの事件には意外な関係が!人間の深層心理を左右する「歪み」を描く驚天動地のミステリ大作!

内容(「BOOK」データベースより)

島汐路は、職場で同僚の女性二人がビルから転落する死亡事故を偶然目撃し、大きなショックを受ける。彼女は幼い頃、両親が崖から転落死した事件を目撃し、それがトラウマになっているのだ。汐路は死亡した女性のことを調べ始めるが、彼女は「ケイジロウ」というキャラクター人形を敬愛していたことがわかる。その人形は、半年前、汐路の故郷、早瀬で起こった女子中学生の猟銃射殺事件の犯人も鞄につけていたものだった。妙な共通点に疑問を感じた汐路は、早瀬に戻り、女子中学生の事件の調査をはじめるが、そこには予期せぬ事象が隠されていた…。第21回横溝正史ミステリ大賞受賞。

内容(「MARC」データベースより)

東京近郊のゲーム制作会社で起った転落死亡事故と、四国の田舎町で発生した女子中学生による猟銃射殺事件。一見無関係に思えた二つの事件には、驚くべき共通点が隠されていた…。第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川崎 草志
1961年愛媛県生まれ。京都大学理学部動物学科卒業。セガ・エンタープライゼス、三菱電機を経て、現在ゲーム制作会社に勤務。「長い腕」で第21回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、作家デビューを果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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