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長い戒名ほど立派なのか (ベスト新書 120)
  

長い戒名ほど立派なのか (ベスト新書 120) [新書]

加藤 廣 , 若桜木 虔
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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長い戒名ほど立派なのか (ベスト新書 120) + 戒名と日本人―あの世の名前は必要か (祥伝社新書 (049))
合計価格: ¥ 1,638

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登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: ベストセラーズ (2007/01)
  • ISBN-10: 4584121206
  • ISBN-13: 978-4584121207
  • 発売日: 2007/01
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 914,133位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:新書
 表題は、呟き的・挑戦的、いずれにも受け取れる。「仏教が好きである」とソフトムードで語り始めているが、すぐ「現在の日本の仏教の堕落には愛想が尽きている」と本性が現れる。当初の意図は〈庶民の戒名入門書〉であったようだ。

 本書の前半「仏教とは何かーその起源と戒名の由来ー」「戒名はどのように命名されるか」はその常識を大きく逸脱することはない。 

 後半は著者二人の作家的興味・関心が噴出する。本領発揮ということになる。まず、「由緒ある戒名を参考に創ってみる」…最もポピュラーなパターンを紹介し、戒名の作成方法について述べている。

 本書が他書と異なるのが「戒名談義」である。時代小説「信長の棺」「秀吉の枷」の著者が戒名に関係のあるところをピックアップして具体的に話しているので面白い。意外に存在する複数の戒名。信長・秀吉一族と滅ぼされた人々のそれぞれの戒名。そして、赤穂浪士の戒名…大石良雄「忠誠院刃空浄剣居士」他の人は全て「・・・・信士」浅野内匠頭「冷光院殿前少府朝散大夫吹毛玄利大居士」

 その他、歴史・時代小説を読み書きする場合、参考になりそうな戒名関連事項がかなり多く集められている。提言の賛否はさておき、作品制作中のネタのようなものを惜しげもなく広げてくれたのはありがたい。仏教の本質は「感謝」であろうから…
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By おの
形式:新書
「我利我利亡者ぼったくり坊主」がテキトウにつけた戒名よりは、自分自身や家族でふさわしい漢字を使って自作しませんか?という本。資料として戒名の歴史と戦国武将や殿様たちの戒名つき。

殿様の戒名は感心するほどたくさん調べられており、確かに戒名カタログにはなっているが、広く浅くの雑学本といったところ。後半は対談形式になっているが、戒名談義というよりも戦国歴史オタク談義といった体。むしろ歴史に興味のある人向けかもしれない。信長の戒名がどうして2つあるのかなどは面白い。

戒名や位階を金で買うといういわゆる戒名料問題が現代日本仏教の大きな問題であることは否めないが、あえて言わせていただくと僧侶だけの責任ではなく、宗教的な領域に見栄などの世俗をもちこむ一般人の招いたことでもある。

『以心伝心で、お礼の金が動いたのは確かでしょうが、今みたいに、お寺の坊主のほうから、「居士はいくら、大居士ならいくら、院殿がくっついたらこのくらい」なんて、さも定価表でもあるように要求する露骨なリンク制度が始まったのは、そんなに古いことじゃないんじゃないでしょうか。』という記述があるが、たとえ以心伝心であっても見返りのお金ならば布施ではない。

戒名料については誤解を生むものだとして仏教界では廃止ということになっている(名目を変えたりして要求しているところもまだあるが)。また地方では寺院と檀家との日常的な交流の延長線上でその人に相応しい戒名をつける努力がなされている。そういった点をうやむやにして「我利我利亡者の坊主」「ぼったくり仏教」を連呼されると、じゃあお前さんたちは正しい信仰に生きる仏教徒なのかと問いたくなってしまった。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
筆者が寺院・僧侶とどのような軋轢があったかわからないが、
・日本の仏教界は堕落している。
・戒名料はぼったくりである。
という前提のもとに、議論を展開しているため、自分たちに不都合な事実の記載を省くという問題の多い著作に仕上がっている。
歴史的事実の記述においては、廃仏毀釈について仏教界は唯々諾々と従い、それが堕落の一要因であるかのように記載しているが、実際には仏教界は様々な抵抗運動を展開しており、思想的な深化や教育活動の強化も行われている。
また、戒名・法名と布施の関係やその字数に関しても、88ページに一覧表にしてある程度。
日本の戒名・法名の歴史的経緯を紐解いた労力については評価に値するが、それにしても、寺院が安定収入を得るためというマイナス面の強調ばかりが目立つ。

最後に、日本の仏教界で最大の宗派でありながら本書では無視されているかのごとき浄土真宗の法名とその布施についてであるが、
「釈○○」という釈(釈迦の弟子の意)+2字というのが基本であり、この法名については布施をいただかないのが取り決めとしてある。
また、いわゆる院号についても
「△△院釈○○居士(女性の場合、居士ではなく大姉」の8文字が決まりであり、やたらと長い法名を付けることはない。
そして、その布施についても本山に収めるものであって、使う文字によって価格が異なるなどということもない。
この事実をまったく無視している段階で、筆者の恣意的な引用がうかがわれ、好意的な評価を示せる著作ではないと言える。
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