'98年8月、日本フューチャーカウンセラー協会編集。前半p.11〜90は、
鏡リュウジ氏講演「占星術のフロンティア」、後半p.91〜159は、岡本翔子氏
×鏡氏の対談「正気の占星術?」を収録しています。
まず講演ですが、占星術初心者からプロの方まで、占星術にたいする、習熟ぶりに
於いて、そのレンジ・幅の極端な大向こう・聴衆を相手に、鏡氏は「これはいつもい
つものこと」と述べたうえではじめます。
この講演が、行われた日の、ホロスコープの解釈(水星−土星が、イグザクトで合
→What had happened to Mr.Kagami?)から、ミシェル・
ゴーグランM.Gauquelinの研究まで、「多様な占星術の立場の理解」から、
氏の本領である、ユング→心理占星術→「僕の理想としている占星術」(P.75)
まで。
つぎに対談ですが、グリーンGreene『占星学』を共訳なさった、両者は、対
談に於いても、おもしろい仕事を、残してくれている、といえるでしょう。
おなじ鏡氏の、著書である、『アニマの香り』レヴューにも、書かせていただきま
したが、すぐれた人物による、対談モノは、天秤サインの強い方は、必読なのでござ
います。
それにしても、上記2つのイヴェントが、行われたのは、まだ20世紀末なのですね。
聴衆の、反応の、じっさい、いかなるものであったか、そちらに、興味がいってし
まうのは、レヴュアーだけでしょうか。
巻末p.160〜171は、鏡氏による「占星術研究者のための文献ガイド」を収
録しています。
氏は、さまざまな雑誌・著書のなかで、こうした、ガイドの仕事を、なさっていま
すが、それら雑誌・著書の、性格・傾向ごとに、チョイスを、変えている感が、おお
いにありなので、できるかぎり、つどチェックすることを、レヴュアーは、おすすめ
します。