自己啓発本を多数読んでいると、かえって素直に感情移入できないかもしれない。
私は泣けなかった1割の人間。それは多分、この部分はあの本でも言っていたなと感じてしまうからかもしれない。
実例をあげているという点で、今まで自己啓発?うざー…と思っていた人には、垣根が低いのではないだろうか。
そういう点ですっと楽に読めるので、そういった分野の本に今まで触れていなかった人にとってはちょうどいい入門書になるかもしれない。
「鏡の法則」「ブーメランの法則」よく言われることである。
人はやった事は必ず、何らかの形で返ってくる。これは真実だと思う。
それは勧善懲悪とかじゃなくて、思いは反映するという事。
それもすぐに返ってくる場合もあれば、忘れた頃に来る場合もある。
感謝する事はとても大事なことだと思う。そういう意味でこの本を読んで感動した人が、他者に優しくなれば、とてもいいことだと思う。
ただ、本当に現在人間関係に絶望していたり、誰かに裏切られたり踏みにじられた人にとって、どこまで救いになるだろうか。
自分を変えたとして、だからといってすぐにひどい仕打ちをした人が謝ってくるものだろうか?
残念ながらそうそう現実は変わらないと思う。ただ心の問題なのである。
許して相手を認める事もとても大切だけれど、心の傷が大きい場合、かえってつらくなる場合もある。
そういう場合は心の傷が少しでも癒えるまで、自分を責めない、自分を許す、そして過去の傷を振り返らない、傷口に塩をぬりこまない、現在を大切にする…方がいいようにも思える。